離乳食がようやく1日2回になりました。
大人の食事と一緒に用意するのは中々手間ではありますが、
なんとかあわただしくも、毎日せっせっとすり鉢で野菜をすっています。
赤ちゃんグッズの専門店では、市販の離乳食がずらりと並んでいます。
「一瓶がものすごく小さくてかわいいなあ♪」
「忙しいお母さんが使うんだろうなあ」とおもちゃを見るような感覚で
のほほんと眺めていました。
しかしある時、とある雑誌で「育児中のお母さんの80%が市販のベビーフードを使っている」という
記事を見て、少々ドギマギしてしまいました。
(古いデータですが、日本のベビーフード市場は、96年の時点で5年前の1.5倍の9297トン生産されているそうです)
そうかあ、とさらっと読み流したつもりなのに、後々までこの数字が頭を離れず、いつまでもひきずっていました。
80%、80%…。
ほとんどのお母さんが使っていると証明する、この数字。
私は今まで、ベビーフードを使っている人は、
数字にすれば30%か40%程度かなあ、もっと少ないかな、なんて
脈略もなく想像していました。でも実際にはその倍です。
いつまでも頭を離れない自分の感情を眺めてみると、
自分は少なからずこの事実にショックを受けているのだなあ、と感じました。
赤ちゃんにとってはじめての、本当に人生で一番最初に口に入れる固形の食べ物が
企業が作った大量生産式の食べ物であることは、少し哀しい。
我ながら幼稚な論理ですが、そう思ってしまいました。
ベビーフードには保存料や添加物を入れてはいけない決まりは確かにあります。
でも、だから「安全だ」と直結して考えられない現状もあります。
お母さん達をとりまく育児環境があまりに苛酷であること。
こうした安くて手軽なレトルトに頼らなくてはいけないくらいに疲れきっている
お母さんが多いことも背景にあるでしょう。
でも、それだから犠牲になるのが「産まれたばかりの子ども」になってしまっては
何かが悪循環のサイクルにまきこまれていくように思います。
80%という数字が示すものを考えれば、
自分の考え方が、現在の子育て社会において反動的なものだということは疑い
ようもないことですが、
おもわず、そんなことを考えてしまいました。
「粗食のすすめ」で有名な幕内秀夫さんは、農村を自ら歩いて得た食体験から
「離乳食はジャガイモだけでよいくらい」と言っています。
「ジャガイモだけ」は極論でも、
忙しいときは一種類の野菜のすりつぶしえだけでもいい
という感じに受け取って、何とか自分の手でご飯を与えてあげられたら、と
思いました。
つくづく、子育てって現代社会のサイクルに逆流した仕事だな~。
大人の食事と一緒に用意するのは中々手間ではありますが、
なんとかあわただしくも、毎日せっせっとすり鉢で野菜をすっています。
赤ちゃんグッズの専門店では、市販の離乳食がずらりと並んでいます。
「一瓶がものすごく小さくてかわいいなあ♪」
「忙しいお母さんが使うんだろうなあ」とおもちゃを見るような感覚で
のほほんと眺めていました。
しかしある時、とある雑誌で「育児中のお母さんの80%が市販のベビーフードを使っている」という
記事を見て、少々ドギマギしてしまいました。
(古いデータですが、日本のベビーフード市場は、96年の時点で5年前の1.5倍の9297トン生産されているそうです)
そうかあ、とさらっと読み流したつもりなのに、後々までこの数字が頭を離れず、いつまでもひきずっていました。
80%、80%…。
ほとんどのお母さんが使っていると証明する、この数字。
私は今まで、ベビーフードを使っている人は、
数字にすれば30%か40%程度かなあ、もっと少ないかな、なんて
脈略もなく想像していました。でも実際にはその倍です。
いつまでも頭を離れない自分の感情を眺めてみると、
自分は少なからずこの事実にショックを受けているのだなあ、と感じました。
赤ちゃんにとってはじめての、本当に人生で一番最初に口に入れる固形の食べ物が
企業が作った大量生産式の食べ物であることは、少し哀しい。
我ながら幼稚な論理ですが、そう思ってしまいました。
ベビーフードには保存料や添加物を入れてはいけない決まりは確かにあります。
でも、だから「安全だ」と直結して考えられない現状もあります。
お母さん達をとりまく育児環境があまりに苛酷であること。
こうした安くて手軽なレトルトに頼らなくてはいけないくらいに疲れきっている
お母さんが多いことも背景にあるでしょう。
でも、それだから犠牲になるのが「産まれたばかりの子ども」になってしまっては
何かが悪循環のサイクルにまきこまれていくように思います。
80%という数字が示すものを考えれば、
自分の考え方が、現在の子育て社会において反動的なものだということは疑い
ようもないことですが、
おもわず、そんなことを考えてしまいました。
「粗食のすすめ」で有名な幕内秀夫さんは、農村を自ら歩いて得た食体験から
「離乳食はジャガイモだけでよいくらい」と言っています。
「ジャガイモだけ」は極論でも、
忙しいときは一種類の野菜のすりつぶしえだけでもいい
という感じに受け取って、何とか自分の手でご飯を与えてあげられたら、と
思いました。
つくづく、子育てって現代社会のサイクルに逆流した仕事だな~。
有機野菜の離乳食や布おむつ、きっと都会では色々と大変なこともあるかと思いますが、楽しんで子育てをされている様子がうかがえて、私も嬉しいです。
親の心配をよそにぐんぐん成長してくれたら、と願っています。
私も他の子も可愛く思えてきます。つい目がいくようになりました。
布オムツをしているというだけで、そんな風に言われるのですね~。
私の周りの友人はほとんどが布オムツなのは、特殊な環境なのかもしれませんね(笑)
自分流に子どもを愛せたらいいなあ、とそうですね、そう思います。
(妊娠されている時にこちらの出産直後の写真付きでメールしました・・・・ってこれじゃ誰だかわからないですね。)
いつも本当に楽しくブログ見させてもらってます。
私も働きながらもベビーフードは使わずにここまで(今、1才8ヶ月)まで来ました。
私は有機の野菜の宅配をお願いしていたので、その中から選んで、圧力鍋で柔らかくしたのを冷凍して使っていました。
でも食べたり食べなかったり。うーん、うーん、と悩んでいるうちに当の赤ちゃんはどんどん変わってくるから(笑)
焦らずに気長にやるのが大切ですよね。
皆さんがコメントされているように、自分の愛情の形、ですよね。
布おむつもずっと続けていますが、自己満足でも本当に嬉しいものです。(1才8ヶ月で保育園でそんな人私しかいません。momoさんの気持ちわかります~)
悩むことはつきないけど、でもでも本当に可愛いですよね。
保育園に通わせていますが他の子もみーーんな可愛い♪そう思えるようになったのも、子供が出来てこそだなーなんて思ってます。
今は本当に生活が多様化していますから、しかもこんな不況のただ中です、母親もたいへんです。
娘に布オムツをさせているとほかのお母様がたから「すごいわ、わたしは無理」とか「いまどきめずらしいわね」なんて、まるで聖母のようにあしらわれることが最近ちょっとめんどくさいのですが、今はいろいろ選択できますし、便利なものもあります。必要に応じて自分がいいと思うことをしてあげたらいいのだと思います。きっと母の想いは子に伝わっているはずですから…。
お互いがんばっていきましょうね♪
元気そうで嬉しいです。
現場で実際にそうした方と触れていると余計に
リアルに感じますね。
もどかしく思ったりもされたりもするのでしょうか。自分が同じ立場だったら、と思うと押し付けは確かにできませんよね。
そう思うとベビーフードはむしろ救世主なのかな。
う~ん…。迷いつつこのブログ書きました。
自分自身ジレンマありつつ書きました。どうコメント返しすればよいものやら、と思いつつ…。
作っている立場として、市販のベビーフードを
使っている方が多い現状に驚いています。
アレルギーの危険防止などからお家で食べた食材で作れる離乳食をこちらでは作っていますが、
おうちでの離乳食進んでますか?とお話するにあたっても、朝から夜まで園にいる子供も多く、なかなか
お家に帰ってから離乳食を、というわけにはいかない
ご家庭が多いようです。
そういう意味でもおしつけではいけないのですよね。
またひとつ勉強になりました。
ありがとうございました。
赤ちゃん健やかそうで嬉しく拝見しました!
そうですね。忙しいなら一品だけでもいいから簡単なものを手作りした方がいいですね。