ふとんをもらってしまいました。
集落の人の知り合いで、子どもをたよって東京に行くらしい
おばあちゃんがいるのだ、と。
家財道具を処分しているのだが、その中のひとつがこの布団。
「これって打ち直しできる布団じゃないですか?」
「そうだよ、ばあちゃんが自分で打ち直ししたんだろ」
いかにも手縫いの雰囲気ただよう紫の糸。
大切に縫われている雰囲気がありました。
布団は昔は自分で作るものだったことも
寒い冬の間に、布団の中の綿を布団屋さんで打ち直してもらって
それをまた布団に直す作業をするものだったことも
皆、この集落にきてから教えてもらいました。
でも、今自分の目で「手縫いで作った布団」を見るのははじめてだったので
少し驚いてしまいました。
すごいものを目にしている気分です。
量販店で売っている安い布団は、石油でできている綿なので
打ち直しはできないのだそうです。
言ってみれば「一回しか使うことのできない」布団。
かさばるし、重いしで
粗大ゴミの一番のウエイトをしめるものは「布団」なのだとか。
かくいう私も都会に住んでいる時は、一度捨てたことがあります。
布団一式。
だから余計にもう捨てたくない、と思うのです。
いつか「布団」も作ってみたいと思います。
時間も手間もかかるでしょう。
もし、それが出来たらきっと「眠ること」も「休むこと」も
もっと真剣にできるかもしれないなあ、と思います。
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