目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

祝島にエールを!

2009年09月13日 | 核のこといろいろ
祝島への原発建設に、住民の方達が体を張って応戦しています。

先一昨日の9月10日に始まった海を埋め立てるための中国電力の工事作業船に
対し、海上で祝島の漁船30隻が碇を下ろし、
必死の抵抗を試み、1日目の阻止行動を勝利させました。

瀬戸内海周防(すおう)灘に浮かぶ周囲12km、
人口600人の漁業の島・祝島。

ここでは、1982年の「上関原発計画」以来、二十数年にわたり原発反対の運動が繰り広げられてきました。
祝島の漁師さんたちは10億円以上に上る漁業補償金の受け取りも拒否しています。(ここが、六ヶ所と大きな違いといえます)

90%以上の住民の人が反対し続けているにもかかわらず、
現状では建設計画が進められ、祝島の目の前の予定地では詳細調査が強行され続けてきました。


当日は、陸上では陸路輸送を阻止するため、60名あまりが通用門を封鎖し、
8時間以上のにらみ合いになりました。
「中電は帰れ!!」「命の海を奪うな!!」と何度も
シュプレヒコールで応酬したということです。
最終的に中国電力が作業の中止を宣言し、1日目の阻止行動を終えました。

漁民のおばあちゃん達が、この行動のために
炎天下の中、帽子の上に「絶対反対」と書かれた鉢巻きをしめて
腰を下ろすその姿は、あまりに痛々しいものがあります。
(→you tubeで上関原発埋立反対準備の様子を見ることができます




欲らしい欲も抱かずに、海の恵みを感謝し、その日その日の生活を
つつましく送っている人たちの、命の根源を絶つような行為ともいえます。

決して先が長くないおばあちゃん達が、守ろうとしているのは
明日明後日の糧ではないはずです。

おそらく孫、ひ孫の生活のこと、
そして自分達自身が生まれてから今日まで、自分たちを「食わせてくれた」海への
畏敬の念がそうさせているのではないでしょうか。



周防は、離島振興に命を捧げたあの宮本常一の生まれ故郷。
土地本来の第一産業による振興を推進した宮本常一が生きていたら、おそらく第一線で
この計画を嘆き、命をかけて反対したことでしょう。


10日に始まったばかりのこの体を張った応戦は、これからどのような動きを見せるか
わかりません。

でも始まったばかりです。急いで、中電に抗議しようと思います。
行動してナンボですし、動かなくちゃ何もしていないことと同じだからです。

皆さんもぜひご協力をお願いします!
(参考までに一番下に私が書いた抗議文を掲載しました。コピペOKです。
 冒頭にご自身のお名前をお願いいたしますね。)


◎山口県・海の埋め立てに関してはこちら

土木建築部港湾課

TEL083-933-3810(管理班、港政班)FAX083-933-3829
メールアドレス:a18700@pref.yamaguchi.lg.jp

◎スナメリやカンムリウミスズメなどの希少生物についてはこちら
環境生活部自然保護課  自然・野生生物保護班
TEL(083)933-3050 Fax(083)933-3069
Mail :a15600@pref.yamaguchi.lg.jp

◎中国電力 TEL 082-241-0211 FAX 082-523-6185
原発関連メールフォーム 


●抗議文前文
9月10日に祝島で埋め立て工事がついに着工され、島民の方々の必死の攻防によって
中電の工事作業船の着岸を阻止したというニュースを聞きました。

島民の90%以上の人たちが、長年にわたって反対の声をあげているにも関わらず
埋め立て工事を強行しようとしているその行為は、対話もなければ、正当性など微塵もない、
人間の尊厳を踏みにじる行為ではないでしょうか。

島民の方の必死の訴えの行為のすべてを無視して、強行した末に
億単位のお金を受け取るのは住民への裏切り行為以上の侮辱行為ではないでしょうか。

どうか、早急に埋め立て行為を中止し、正当な話し合いと対話による
平和的解決を目指してください。

そして10億円もの保証金を受け取らない、と言っている祝島の漁民の方たちの
気持ちを粗末に扱わないでください。スナメリやカンムリウミスズメといった希少な自然だけでなく、
その人たちのも含めて、日本の宝といえるものです。

どうか、弱者の声と一笑せずに再考をお願いいたします。
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2 コメント

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Unknown (hiiponponさんへ)
2009-09-21 13:28:17
嬉しいです!ありがとうございます。
きっと運動をしている人たちは必死に「知らせよう」としてくれているのでしょうけれど、中々私達が気付けないんですよね。
伝えてくれてありがとう、メッセージありがとうです!
返信する
Unknown (hiiponpon )
2009-09-20 21:36:13
 知らないところでまたこんなことが起こってるんですね。伝えてくれてありがとう。
 たぶん畑仕事などあるだろうに、
そういう日常の営みを置いといてまで、抗議活動をせざるをえないおばちゃんたちのことを考えると、
なんだか胸に詰まるものがありました。
 私も送ります。
 
返信する

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