福音館書店で働いている知人から、絵本が届きました。
アイヌの神話を、布で絵を描くことで表現した絵本。
アイヌという民族が、注目されている今だからこそ
出版できた、出版するべき本であるように思います。
読んでみて欲しい、という手紙と一緒に届いたその本は、
絵本というスケールを越えたもののように感じました。
これまで読んだ絵本とは、あらゆる意味で「違う」絵本でした。
絵本のページを開き、読み進み、読み終わった時点で、
感想を思い浮かべることができませんでした、何一つ。
本を読んだ後に一般的に使われる「おもしろかった」「おもしろくなかった」という
単純な2つの感想でおさめることができませんでした。
この本の物語自体はとても単純そのものなのです。
あえて、おもしろいか否かという視点だけでとらえるならば、私は「否」。
でもこの絵本のおもしろさはおそらく、ストーリーにあるものではないんだろうなあ
と思えました。
いってみれば、この絵本はアイヌの「聖書」でもあるように感じられました。
だけど、アイヌはこれまでの歴史の中で
聖書のように、大切なこと(神話とかそれにまつわるもの)を
「本」という形をとらず、口伝のみで伝えてきたというから、
この民族の壮大さは、ある意味、聖書を越えているようにも思います。
(キリスト教や仏教が劣っているというわけでは、もちろんないですよ、念のため)
アイヌやネイティブアメリカンのように
「神様」と一緒に暮らす、あるいは人と同視点の位置にあるかのような
生活を営んできた民族の暮らしは想像もつかない別世界。
もちろん、清く美しいなんてものでなく、むしろ苦しさに満ちたものなのだろうけれど
そういう民族を少しでも理解する、よすがになったらいいなあ、と
そして、この絵本を出版した知人のすごさを思いました。
誰にでもお勧めはできないけれど、大事にしたい一冊です。
アイヌの神話を、布で絵を描くことで表現した絵本。
アイヌという民族が、注目されている今だからこそ
出版できた、出版するべき本であるように思います。
読んでみて欲しい、という手紙と一緒に届いたその本は、
絵本というスケールを越えたもののように感じました。
これまで読んだ絵本とは、あらゆる意味で「違う」絵本でした。
絵本のページを開き、読み進み、読み終わった時点で、
感想を思い浮かべることができませんでした、何一つ。
本を読んだ後に一般的に使われる「おもしろかった」「おもしろくなかった」という
単純な2つの感想でおさめることができませんでした。
この本の物語自体はとても単純そのものなのです。
あえて、おもしろいか否かという視点だけでとらえるならば、私は「否」。
でもこの絵本のおもしろさはおそらく、ストーリーにあるものではないんだろうなあ
と思えました。
いってみれば、この絵本はアイヌの「聖書」でもあるように感じられました。
だけど、アイヌはこれまでの歴史の中で
聖書のように、大切なこと(神話とかそれにまつわるもの)を
「本」という形をとらず、口伝のみで伝えてきたというから、
この民族の壮大さは、ある意味、聖書を越えているようにも思います。
(キリスト教や仏教が劣っているというわけでは、もちろんないですよ、念のため)
アイヌやネイティブアメリカンのように
「神様」と一緒に暮らす、あるいは人と同視点の位置にあるかのような
生活を営んできた民族の暮らしは想像もつかない別世界。
もちろん、清く美しいなんてものでなく、むしろ苦しさに満ちたものなのだろうけれど
そういう民族を少しでも理解する、よすがになったらいいなあ、と
そして、この絵本を出版した知人のすごさを思いました。
誰にでもお勧めはできないけれど、大事にしたい一冊です。
内容を親が説明してくれるなんて、幸せなお子さんですね。確かにお子さんが理解するには難しい部分がありますよね。鮭が神様なわけですからね(笑)
tomoさん自身はどんな風に感じられましたか?
「おもしろい」とか「おもしろくない」という感想は、この本には当てはまらないと思いました。
読んだあとは、悪いことするとバチがあたるということを思い出しましたねぇ・・。
だから余計に他の読んだ人の感想は聞いてみると楽しい!コメントありがとうございます。