目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

下町的お菓子

2006年12月21日 | 佐渡だいすきネタ
顔をそろそろ覚えられたかもしれない、佐高通りの大判焼き屋さん。
最近はけっこう話なんかもするようになりました。

「ここのあんこって、ここで作られているんですか?」
「そうだ。ここで作っているんだ」

どこかの工場から購入しているのかと思ったけれど、
そうではないんだということにちょっと驚いて、
ちょっと嬉しくなる。

さめても美味しいですね、といったら
「それは小麦粉とかの配合のせいだ」、と。
配合は秘伝なのだそうだ。
それこそ、若い頃からずっと考えて、決定した配合だということで
「いろんな人がそういってくれる。さめても美味しいってな」
と嬉しそう。

お店にたくさんはられているシールや証明書を眺めると
衛生管理の証明書もはってあった。昭和20某年?
そこから計算すると・・・
「50年以上大判焼き焼いてきたんですか?」
「この制度ができる前から焼いているからもっとだ」

「今、おいくつですか?」
「もうすぐで80だ」。

「心はまだまだ若いけど、体がついていかないな」と笑う。


「7つ、ちょうだい」って言ったら間違えて8つ焼いてしまったおじちゃん。
確かに。
「でもいいよ。それも買うよ」と言ったら
「申し訳ないね」と本当に申し訳なさそうに言った。

「これでもうかった、ありがとう」とも。
たかだか800円だ。
それでも、もうかった、と言う。

こんなにおいしくて、こんなにがんばって焼いてきた大判焼きだ。

今回の画像は「撮ってもいい?」と来たら
中に入らせて撮らせてくれた。

おやじさんは「俺はハンサムだから撮るなよ」と冗談めかして
撮影を拒否。おちゃめさんなのだ。

食べればおいしいだけじゃない大判焼きなのだ。












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イタリアンの巨匠!のプレー... | トップ | イギリスからきたクリスマス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

佐渡だいすきネタ」カテゴリの最新記事