城南窯(「じょうなんがま」と読みます)さん所に取材に行きました。
「トキ」とからんでいることを、
取材前に聞いた時は実はちょっと敬遠してしまいました。
佐渡人は実はトキと相性が悪かったりするからです。
「トキ」のほうが「ヒト」よりも大事にしている雰囲気があるので、毛嫌いしている傾向があるのかもしれません。
だけど、取材を始めた途端にこの陶芸家の方の話にぐいぐい引き込まれてしまいました。
「佐渡の人が、佐渡の魅力に気づくためには
どんな具体的な方法があるでしょう?」と聞いたら、
「もっと『散歩』をするべきでしょうね」と。
「散歩、ですか?」
「夕日をみて、海をみて、空をみる。意外にすぐ側にある自然を、
佐渡の人は見ていない。家の中にこもっている方が多いから」
「都会の人のほうが、自然志向で
田舎の人のほうが、都会志向なんですよね」と笑う。
「僕は旅行しているから、
佐渡の素晴らしいところが客観的にわかるのかもしれない。
だから佐渡の人にももっと旅行をしてもらえたら、と思う。
そうすれば、どうすれば佐渡にもっと人を呼べるかもわかるはず」
佐渡の人が佐渡の人を叱咤する、そんな雰囲気はとても素敵に思えます。
佐渡の人は佐渡の人に気づきを与えられたら、とてもいいじゃないか、
とも思うのです。
「佐渡の陶芸は、あまり島内では動きがないようですが(あまり売れていない)
それは佐渡の消費者の人の購買欲がないせいではなく、
作り手側の『遊び』がないせいですね」と言っていました。
「佐渡の人が買わないことを、佐渡の人のせいにするのは筋違いです」
いかに買いたい、と思えるものを作るか
それもまた陶芸家の課題。
確かに城南窯さんの売っているカップやお皿は、さりげないポイントや
遊びがあって
「買いたい」と思わせるものがありました。
それはすごくさりげないもので、なかなか気づきにくい部分なのですが。
城南窯さんはコーヒーも飲める喫茶店でもあります。
城南窯さんで焼いたコーヒーカップで、コーヒーが飲めます。
結構大ぶりなサイズのコーヒーカップなので、たっぷり飲めます。
今度は、必ずお客としていくつもりです。
友達が来たら、連れて行くつもりです。
そんなよい場所です。お勧めです。
場所は佐和田中学校に登る坂の途中にあります。
画像は、トキのオカリナで、包む巾着袋は奥さんが作った
裂き織りの布でできたもの。
こてこてなところが、逆にあたたかい。
ひたすらに佐渡を意識している。
佐渡人が、佐渡の文化を全身にまとうと、途端に泥臭くもなるけれど、
それをあえてしているのは、実は誰よりも佐渡を愛しているから
なのだとわかります。
素敵な人でしたー。
「トキ」とからんでいることを、
取材前に聞いた時は実はちょっと敬遠してしまいました。
佐渡人は実はトキと相性が悪かったりするからです。
「トキ」のほうが「ヒト」よりも大事にしている雰囲気があるので、毛嫌いしている傾向があるのかもしれません。
だけど、取材を始めた途端にこの陶芸家の方の話にぐいぐい引き込まれてしまいました。
「佐渡の人が、佐渡の魅力に気づくためには
どんな具体的な方法があるでしょう?」と聞いたら、
「もっと『散歩』をするべきでしょうね」と。
「散歩、ですか?」
「夕日をみて、海をみて、空をみる。意外にすぐ側にある自然を、
佐渡の人は見ていない。家の中にこもっている方が多いから」
「都会の人のほうが、自然志向で
田舎の人のほうが、都会志向なんですよね」と笑う。
「僕は旅行しているから、
佐渡の素晴らしいところが客観的にわかるのかもしれない。
だから佐渡の人にももっと旅行をしてもらえたら、と思う。
そうすれば、どうすれば佐渡にもっと人を呼べるかもわかるはず」
佐渡の人が佐渡の人を叱咤する、そんな雰囲気はとても素敵に思えます。
佐渡の人は佐渡の人に気づきを与えられたら、とてもいいじゃないか、
とも思うのです。
「佐渡の陶芸は、あまり島内では動きがないようですが(あまり売れていない)
それは佐渡の消費者の人の購買欲がないせいではなく、
作り手側の『遊び』がないせいですね」と言っていました。
「佐渡の人が買わないことを、佐渡の人のせいにするのは筋違いです」
いかに買いたい、と思えるものを作るか
それもまた陶芸家の課題。
確かに城南窯さんの売っているカップやお皿は、さりげないポイントや
遊びがあって
「買いたい」と思わせるものがありました。
それはすごくさりげないもので、なかなか気づきにくい部分なのですが。
城南窯さんはコーヒーも飲める喫茶店でもあります。
城南窯さんで焼いたコーヒーカップで、コーヒーが飲めます。
結構大ぶりなサイズのコーヒーカップなので、たっぷり飲めます。
今度は、必ずお客としていくつもりです。
友達が来たら、連れて行くつもりです。
そんなよい場所です。お勧めです。
場所は佐和田中学校に登る坂の途中にあります。
画像は、トキのオカリナで、包む巾着袋は奥さんが作った
裂き織りの布でできたもの。
こてこてなところが、逆にあたたかい。
ひたすらに佐渡を意識している。
佐渡人が、佐渡の文化を全身にまとうと、途端に泥臭くもなるけれど、
それをあえてしているのは、実は誰よりも佐渡を愛しているから
なのだとわかります。
素敵な人でしたー。
ふかないで飾ってる(いや、引越以来箱にはいったままだった)
だけだけどね。