目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

しめ鯖、生涯最高の料理

2006年10月08日 | いただきます!
連れ合いがしめ鯖をつくった。
これは一大事。
今まで料理らしい料理をしたことがなく、買ってきた出来合いコロッケに
みそ汁をかけてかっこむというような「料理」を作っていた彼にとって、
ものすごい「せんせーしょなる」なことだと思っています。

今日とれたばかりの鯖が4匹で100円という破格の値段に驚き
「一番おいしい調理法で食べたくなった」のだといっていました。

私の料理本を借りて読み込み(私の料理本の代表はクッキングパパ・クッキングブック)
鯖を3枚におろし、塩して、冷蔵庫で一晩おいて、皮をはぎ…とかなり面倒。

一番面倒と思われる部分は「骨を1本1本毛抜きで抜くこと」。
こんなにまでして、鯖を生に近い状態で食べたかったのか、この食べ物を作った人は。

昔の人はなんて「暇」だったのだろう。
なんてすごい時間の使い方だろう。


どんなに仕事に忙しくても、食べ物に対して時間をかけることは
よしとされていたのかしら。

時間をかけることの概念が現代とまったく違うことが料理を通して感じる。

できたしめ鯖は、生涯を通して強く記憶に残る味だろう。
酢が少しくらいきつかろうと、なんであろう。
この旨さは何者にも変えがたい。
鯖のおいしさ以上のものがあった。

「クウネル(雑誌)にもでれるね」
「あー、実際よりもかっこよく映してくれるよ、きっと」

何気ない会話の一端。











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