トビウオとの格闘

先日の堆肥の処理がようやく終わりました。
30度近くの蒸し暑い中での３時間にわたる作業のため、
全身汗だくになりました。
終わった時には「今日はもう他に仕事できん！」という状態の中、その電話がかかってきました。

「飛び魚とアジをたくさんもらったんだけれど、いらない？」

魚はのどから手がでるほど欲しいです。
我が家のエンゲル係数は、息子が断乳して以来急上昇でお財布は常にピンチ！
どんな食材でも喜んでいただきます！

…だけど、
外は炎天下。たった今の労働で疲労困ぱい。
さばいていない30匹以上の魚。満杯の冷凍庫…。

ああ、食材をいただくことはこの上なく嬉しいのに！間違いなく有り難いのに！！
…たまに、田舎にあるこの「間の悪いタイミング」が恨めしく思われることってありませんか？

結局、いただきに行っただけでその日はダウン。
夜中に気にしながらも布団に倒れこみ、
翌日早朝に（息子が眠っている間に）さばききりました。
40匹程度（？）ですが、終わった時は、思わず合掌してしまいましたよ。


起きぬけの息子は、さばいた魚に必死でさわりたがりました。

生魚はこういうモンなのだとわからせるのも食育か？などとよくわからない理屈でもって
思う存分さわらせました。
もちろん彼の胃の中にその日のうちにおさまりました。
3度の食事はもちろん、10時と3時のおやつも魚を所望し、それでもまだ食べると言って
ききません。
おそるべき1歳８ヶ月児の食欲。すでに母を肥えて…いやいや超えています。


飛び魚はこの時期、山ほどとれる旬の魚。
骨がたくさんあって食べにくいのと、うろこをとるのが面倒で、実は敬遠していたのですが
とにかく安く手に入るので、非常にありがたい食材です。
あ、もちろん味のほうも、ものすごく上品で濃い風味の魚です。（付け添え的かしら？）


佐渡の海は豊かです。宝です。
願わくばこのきれいな海が、なんだか最近増えているように感じられる海岸埋立てなどで消えないことを…
いやいや今日はよしておきましょう。

お魚さん、どうもありがとうございました。合掌。