本のイベント「ハローブックス」に出かけてきました

先週の土日に、本のイベント「ハローブックス」に行ってきました。
場所は川茂小学校。
廃校になった学校を丸ごと利用したイベントで、それぞれの教室で色んな展示やワークショップが開かれていました。
今回は、島外からやってきたお客さんを連れていったり、大分大きくなった息子を連れていったりと
がっちり参加体制で、参加してきました。

トップの写真は、いぬんこさんの作品「おかめ列車」の特大オブジェ。
撮影OKなオブジェで、ポーズ用の扇子も置かれていました。
この扇子を使うと「縁結び」のご利益があるかもしれない、と書かれていました。
縁結びは脳裏には全然ないでしょうが。

息子、こういうのには大変乗り気になる性格です。
ばっちりポーズをとってくれました。



結婚式のウエディングケーキも展示されていました！
おいしそう！
かぶりつくポーズも、無意識がなせる技？




主目的は、ブックデザイナーの祖父江慎さんの授業を受けること。

「伝染るんです」や「未来ちゃん」などのブックデザインなんかが有名です。

私自身、知識は持ち合わせていないのですが、
漠然とした興味と、楽しそうという感じで参加させていただきました。

本当は一人で行くつもりだったのですが、
息子が「行きたい！絵がうまくなりたいから」という
ブックデザインとは関係のない理由でついてきました。

「大人向きの授業かもしれないよ、それでもいいの？」
「いいよ、行く！」というので、連れていきました。


想像以上に、はじけた口調で、難しい内容を出来る限り柔らかく伝えようという
意志が伝わってきて、おもしろかったです。

「小学生でもわかるように話してあげるからね〜」と息子を見ながら言ってくれて、
嬉しかったです。

これまでにないブックデザインをされた話もお聞きできました。
決して自分のこれからに役に立つとか、
そういういうわけではないのですが、純粋に「おもしろかった」です。
こういう知的好奇心が満たされるのっていいですね。

ほんわか。


息子も気合いを入れて聞いていました。
時々あくびもしていましたが（笑）
大人が笑うところはちゃんとツボがわかっていたみたいで、
一緒に笑っていました。



あ、嬉しいな、と思ったのは、
この「撮影可」という張り紙。

「撮影不可」ってなっていると、どうしても緊張しちゃうじゃないですか。
肩に力が入るというか、
その肩の力を抜かしてくれた張り紙でした。




さて、その後、息子の希望により「ラーメンをつくるワークショップ」に参加しました。

ラーメン大好きの息子にはたまらない企画だったようで。


結構長くこねる時間があったのですが、全然文句なしです。


家庭科室の黒板にワークショップ名が書いてあります。
佐渡の小麦粉を使ったラーメンなんだそうです。



ラーメンの生地をパスタマシーンのような製麺機にながしこんで作ります。



あとはゆでるだけ、という声を聞いた時に、この笑顔。
さっきまで真剣で無表情だったんですよ。



ゆで終わった後に水で冷やして…


薬味やのりを入れて…



食うべし！


口の中に入る限り入れる食べ方は、健在でして…。

他にも色々なワークショップがあって、興味深いのが沢山あったのですが、こちらのワークショップは
男性的で、おじさんやお兄さんでも楽しむことができるので、
そして食べる！こともできるっていう点で、よかったです。

５００円という手頃なお値段も息子の小遣い程度のお金で体験できたのでよかったです。

あと小さなことですが、陶器容器っていうのもよかったです。
イベントだと大抵、使い捨て容器ですが、食べ終わった後に洗うっていう行程もできました。



この日は、北書店さんという本屋さんも出張出店していて、おもしろい本、デザインのかわいい本がたくさんあって
本好きとしてはとてもウキウキしてしまいました。



店内のディスプレイの中に、レトロパンのパッケージが沢山。
面白いな〜。


なんだかウキウキしてしまって、２年か３年ぶりに新しい本を買ってしまいました。

買った本は…

「ゼロ・ウェイスト・ホーム」

息子は

…渋い。






（娘がピエロが怖いと泣きまくり、滞在フロアに行くことができなかったので（笑））
全部のワークショップや展示会場は見れなかったのですが、

たくさん楽しませてもらいました。


子どもにとっても楽しめるイベントは、子持ち大人にとってもとても有り難かったです。

「文化」の言葉の意味を考えさせられました。