目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

小豆とアメリカ開拓民

2007年11月10日 | ぷち農作業
連れ合いは集落の一軒一軒に配り物を配る係りです。
ちょうどある農家の方のところに配りに行った時、小豆の収穫の真っ最中
だったようで、お母さんが腰をかがめて作業をしていたそうです。

小豆の収穫は、大豆と違って、
土から小豆がはえている状態で、
乾いたさやを、ひとさやずつ手でとっていく、という
大豆と負けず劣らず、これまた根気のいる作業です。

(我が家では今年は大豆に専念し、小豆は育てませんでした)


広い畑の中にぽつんと作業をしているお母さん。
そこにやってきた連れ合い。

要約すると「とにかく広くて作業が面倒になってきた。
とってくれた分は全部あげるから、一緒にとってくれないか」

ということを、言われたらしいのです。

「とった分は全部くれる」
というものすごい太っ腹さ加減。
思わず「え?何て言ったって?」と聞き返してしまいました。

そんなわけで、午後はコンテナかかえて、再びでかけていきました。

普段はそうした作業にでかけていっても1時間程度でもどってくるのですが、
今日は随分時間をかけていたようです。
すっかり暗くなって、夕ご飯の準備もできたくらいに、コンテナいっぱいに
小豆のさやを収穫(?)して戻ってきました。

コンテナいっぱいの小豆のさや。
これだけやるのは相当大変だったはず。
「随分やったねえ~」

普段は疲れると「もうこのへんで」とそこそこにして、戻ってくるのに
珍しい。
そのことについて聞くと、
どうやら最近読んでいるアメリカ開拓民の物語「最初の4年間」や「この楽しき日々」に影響されて、ついつい収穫の手を休めなかったのだとか。

「自分を、物語の中の貧しい西部開拓民と設定し、
『採った分だけもらえることに気を良くした強欲な農民』と思いながら
暗くなるまで、ひたすら採り続けた」のだそうです(笑)

私も読んでいる物語でもあるので、思わず大笑いしてしまいました。

小豆は少しずつさやから取り出して、来年の正月にまたこしあんを
作ろうと思います。これは私の仕事だな。


連れ合いよ、ご苦労さん♪
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2 コメント

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Unknown (たー)
2007-11-10 14:25:30
私も同じ集落の知り合いから同じようなことを言われました。あげるから自分で処理してねと。残念ながら翌日上京するのでと言って断ったんですよ。
明日からまた佐渡の生活です。畑の私の野菜達は元気にそだっているかな~。
返信する
Unknown (たーさんへ)
2007-11-11 10:41:05
そんなに珍しいことではないのですね(笑)
小豆が山のようにたまったので、冬仕事がまた増えました。でもおいしいあんこができるからいいや。
おかえりなさい。
返信する

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