春のトンチボ

我が家の目の前には何段もの棚田があり、窓からは急傾斜の坂が見渡せます。
そこでトンチボくん（佐渡でタヌキの意味）を発見！

下を見ながら、ひょこひょことのんびり歩いています。
きっと田んぼの生き物を目当てにやってきたのでしょうね。
歩いては穴を掘り、歩いては草の中に顔を突っ込みます。
あんまりにもトロトロしているので、部屋の窓から望遠レンズをつかって、撮ってみました。全然気づく気配なし（笑）

この田んぼを作っている方は、農薬を使わない農法で米を栽培をされているので
初夏には虫を求めてツバメが驚くほど沢山集まります。
彼曰く「生き物が沢山いる田んぼは、それだけで楽しい」と言います。

きっと今も、私の目には見えないだろうけれど、沢山の生き物が土から顔をだそうとしているのかもしれません。
それをすかさず、狙って冬の間の空腹をまぐらわそうとしているのでしょう。

そういえば昨日の夜、カエルの鳴き声が聞こえました。
「冬眠からさめたのかな！」

なんだかすごく嬉しかったです。

佐渡にはトンチボが沢山いるけれど、大抵車に乗っている時に
あわてて逃げていたりする姿。（それも可愛いですけどね）

こんな風に普通の姿を、のんびりと見られるのは何ともほほえましいものです。


種を植える頃になると悪さをする害獣に変わりますから、今のうちに…。