「こまったさんのグラタン」と「加茂湖カキグラタン」

「こまったさんのグラタン」という本が、絵本の棚の中に、息子が産まれた時からありました。
学生の頃、古本屋で100円で買ってからのおつきあいです。


毎日のように読み聞かせている本の中の一冊です。
（字が多くても本人は意外に楽しめるもんです）

ナンセンス児童作家と銘打たれた寺村輝夫氏による児童本で、
「ナンセンス」などと言われつつも、
大抵の図書館にはシリーズでおいてある不滅の児童書です。


何がよいといって、この見開きのところの、

タイトルの料理に沿った様々な、岡本さつこ氏による料理のイラストがたまりません！
どれがいい？と毎日のように聞き、家族３人好きに答えます。
（いつでもダンナはカキ、と言い、私はナスと言う）

幼い頃、どれだけ憧れたことでしょう。
本の中の挿絵を見ながら、その料理が食べられることを心から夢見ていました。


卵・牛乳・小麦粉アレルギーだった息子にとっても、グラタンは夢のまた夢。
境遇は違えど、あこがれる気持ちは一緒だったかもしれません。


少しずつそのアレルギーを克服し、ようやくグラタンを（少しだけ）食べることが
できるようになった今、
グラタンに向かう気持ちはまさに獲物に向かうライオンのごとし（笑）です。



チーズの部分は食べさせていませんが、オーブンで焼かれたグラタン皿から
取り分けたものを食べる、というだけでも気分はすっかり「グラタン」な気持ちになれるようです。


今回は、ダンナの強い要望により、
シーズンが終わりかけている「カキ」を使ったグラタンに決定！


加茂湖のカキが２パックで380円という驚異的なお値段に加え、
袋をあけてみたら、２度びっくり。

小ぶりながらも、何十個というカキがぎっしり！

見えますか？この大量のカキの姿！



こ、これで380円でいいんですか！？　という驚くべき量でした。

あんまりいっぱいだったので、みそ汁にもどばっと入れて、それでも
まだまだ残っているくらいの量でした。

一昨日の記事ではありませんが、「佐渡に移住してよかった」とまたまた思える「豊かさ」です。



玉ねぎとミルクだけのシンプルな味付けにしました。
文句なくおすすめです。
なごりのカキを、是非どうぞ。




もうこのグラタン皿じゃ家族３人分は足りないね～という会話がでてきました。
家族のために、大きなグラタン皿を買うかもしれない、なんて
すごく幸せかも！としみじみ思う今日この頃。
学生の頃に買ったグラタン皿も、そろそろ卒業かも？
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