授乳している時(特に深夜)、皆さんはどのようにして眠さと戦っていましたか?
おっぱいを吸っている間、ただひたすらに息子の口がおっぱいから離れるのを
10分、20分と待っていると…突然気を失う!ことがありました。
首がカクンと後ろに倒れてしまう(眠ってしまう)のですが、あまりに突然で
首の骨に激痛がはしってしまい(笑)
一瞬何が起きたのかと、パニックになってしまいました。
なので、お叱りを受けるかもしれませんが、授乳中は本を読んだりして
眠気と戦っております。
すでに読んだ本は雑誌を含めれば100冊…とはいかなくとも50冊は
超えました。
その中で、久しぶりに衝撃を受けてしまったのがこの本です。
「なにやってんだ、行動しよう 田尻賞の人びと」アットワークス出版
田尻賞、とは環境問題、特に公害問題において地道に活動している個人や団体に
贈られる賞で、その中でも「懸命に行動しているにも関わらず、世間から
正しく評価されていない」そんな人達に贈られる賞です。
私が田尻賞を知ったのは、六ヶ所村の菊川慶子さんの受賞がきっかけで、
受賞を知った時、正直
「原発会社や電力会社という巨大権力に抗う活動をしている人間が
賞と名がつくものを受賞できるものなのか」と思ってしまいました。
国内において、賞とは権力に裏打ちされたもの、と勝手におもっていました。
なので、この田尻賞という賞に、とても関心を持ってしまいました。
普段は本は大抵図書館で借りてくるのですが、これは即購入しました。
この本は、受賞式の時のスピーチ集なのですが、読んでみると
スピーチという言葉からイメージされるような軽いものではなく、
権力に抗った血痕のような、血反吐のような、そんな言葉の連なりの連続でした。
鹿島、四日市、水俣…
大手会社による公害の被害にあった人々を、行政は救済するどころか無視し、
蹴落とし、幕引きをしようとした。
そんな扱いをうけた人たちの闘いの記録でもありました。
そんな目をそらしたくなるような事実の記録なのに、ぐいぐいと読んでしまえるのは
受賞者の方達が、当事者でありながらこうした自らの闘いを客観的にとらえ、
淡々と事実を語り、現状を訴える、
そこに途方もない強さを感じられるからでしょう。
そこには、人としての根底にある底力というか、誠実さというか…
こんなにも苦しい状況の中で何か、励まされるようなものさえありました。
今、環境問題というと温暖化問題とイコールで結ばれ、
公害問題は終わったとさえ思われているようです。
しかし、今また温暖化対策という名の元に、公害問題を引き起こした時と同じ構図で、弱者が、そして過疎地が再び、犠牲になろうとしている実態があります。
本を読みながら、気になる所や気に入ったフレーズに
アンダーラインを引いていったら、どんどん真っ黒になってしまいました。
スピーチ集でありながらも名著です。
ちなみにこの本、新聞でとりあげられたためか売れ切れ店が続出していて、
ネット上では倍以上の金額で販売されているようです。
ご覧になった方、ぜひ感想を聞かせてください。
おっぱいを吸っている間、ただひたすらに息子の口がおっぱいから離れるのを
10分、20分と待っていると…突然気を失う!ことがありました。
首がカクンと後ろに倒れてしまう(眠ってしまう)のですが、あまりに突然で
首の骨に激痛がはしってしまい(笑)
一瞬何が起きたのかと、パニックになってしまいました。
なので、お叱りを受けるかもしれませんが、授乳中は本を読んだりして
眠気と戦っております。
すでに読んだ本は雑誌を含めれば100冊…とはいかなくとも50冊は
超えました。
その中で、久しぶりに衝撃を受けてしまったのがこの本です。
「なにやってんだ、行動しよう 田尻賞の人びと」アットワークス出版
田尻賞、とは環境問題、特に公害問題において地道に活動している個人や団体に
贈られる賞で、その中でも「懸命に行動しているにも関わらず、世間から
正しく評価されていない」そんな人達に贈られる賞です。
私が田尻賞を知ったのは、六ヶ所村の菊川慶子さんの受賞がきっかけで、
受賞を知った時、正直
「原発会社や電力会社という巨大権力に抗う活動をしている人間が
賞と名がつくものを受賞できるものなのか」と思ってしまいました。
国内において、賞とは権力に裏打ちされたもの、と勝手におもっていました。
なので、この田尻賞という賞に、とても関心を持ってしまいました。
普段は本は大抵図書館で借りてくるのですが、これは即購入しました。
この本は、受賞式の時のスピーチ集なのですが、読んでみると
スピーチという言葉からイメージされるような軽いものではなく、
権力に抗った血痕のような、血反吐のような、そんな言葉の連なりの連続でした。
鹿島、四日市、水俣…
大手会社による公害の被害にあった人々を、行政は救済するどころか無視し、
蹴落とし、幕引きをしようとした。
そんな扱いをうけた人たちの闘いの記録でもありました。
そんな目をそらしたくなるような事実の記録なのに、ぐいぐいと読んでしまえるのは
受賞者の方達が、当事者でありながらこうした自らの闘いを客観的にとらえ、
淡々と事実を語り、現状を訴える、
そこに途方もない強さを感じられるからでしょう。
そこには、人としての根底にある底力というか、誠実さというか…
こんなにも苦しい状況の中で何か、励まされるようなものさえありました。
今、環境問題というと温暖化問題とイコールで結ばれ、
公害問題は終わったとさえ思われているようです。
しかし、今また温暖化対策という名の元に、公害問題を引き起こした時と同じ構図で、弱者が、そして過疎地が再び、犠牲になろうとしている実態があります。
本を読みながら、気になる所や気に入ったフレーズに
アンダーラインを引いていったら、どんどん真っ黒になってしまいました。
スピーチ集でありながらも名著です。
ちなみにこの本、新聞でとりあげられたためか売れ切れ店が続出していて、
ネット上では倍以上の金額で販売されているようです。
ご覧になった方、ぜひ感想を聞かせてください。
みずすまし通信経由でご覧になられた方がいらっしゃるとは!
ブログ拝見しました。なんだか光栄です。
素敵なブログですね~。
そして、この本を読んでくれてありがとうございます。大事なことがひしひしと伝わる本でした。
またお邪魔させていただきますね。
「みずすまし通信」にて、こちらのブログを知り、ときおりお邪魔させていただいていました。
ようやく本を手に入れ、自分のブログにも紹介させてもらいました。
http://kyoryuya.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-b3a9.html
リンク、事後承諾にて申し訳ありません。
よい本をご紹介いただき、ありがとうございました。
本当にその言葉は重い!
そして、どの言葉も重すぎて…でもどれも胸に刺さります。考えさせられる言葉ばかり。
行動を起こさなくちゃ、と思ったりしています。
お食いぞめはやっていないけれど、お宮参りは時期ずれでやろうと思っています。
子を思う気持ちってほんと、大きいねえ、と思わせてくれる特集でした。
やっぱりemyuさんの体力が落ちてしまうからかなあ。
テレビを見てしまうのは、やはりお母さんの孤独を考えると無理ないんじゃないかなあ、とすごく納得してしまっています。
我が家はテレビがないけれど、すごくわかります。
卒乳っていうのもきっとすごくさみしいのかもねえ。
今は考えられないけれど(笑)
ずっしり重いです!
>【どんなにメンバーを並べてどんなにきれいな規約を作っても、問題はその中の一人が命がけでやることです。一人が燃えて燃えて立ち上がらなかったらその運動は成立しない…】
↑市民葬の時に流された田尻さんの録音スピーチ
この言葉が刺さってきました
ところで、ちょうど昨日本屋さんでクウネルの最新号の表紙を見て、「あ、これけいちゃんにあげたい!」と思いました。
(それで久々にブログを拝見しました。)
天然生活派だから、まだクウネルは持ってないよね?
近々またお手紙と一緒にお送りしたいと想っています。