目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

水車を作っている人のところへ取材へいきました。

2006年05月24日 | フリーなお仕事
すでに作った水車は100個以上。
工房タカノの高野さんは根っからの佐渡っこ、優しい笑顔で水車のアレコレを教えてくれました。

佐渡には元々水車の文化があった、というわけではないのです。
大工さんである真野町出身の高野さんが、旅先でであった水車に魅かれ、何度も実物を見て、写真を撮って、独学で水車を作るようになった、というんだから驚き。
そして、その雰囲気に同じにおいを感じました。

水車のこの部分について教えてください、というと
カレンダーの裏を使って図を描いて教えてくれる。
惜しげなんて、何もないのです。
「この技術を何も独り占めしようなんて気はない。」
「教えてほしい、といえばいくらでも教えますとも。」

心根が優しい。

「その時買うてくれても、くれんても、こうべ(頭)をたれてよろしくお願いします、といえば何かのご縁があるかもしれない。
その時、人とおしゃべりできたなら、いいじゃないですか。
笑う門には福きたる、いいますしね。」

気持ちがいい。


水車よりも、どちらかといえば、高野さんご自身の魅力のほうが大きいかもしれない。
水車は一つにつき、おおよそ2週間くらいかかって作られるらしい。

直径2尺(60センチ)くらいの水車で13万円くらい。
単価としては高いかもしれないけれど、これひとつが醸し出す魅力を考えたら高くないかもしれない。

直径が小さいほど手間がかかるので高いらしい。
大きくなればなるほど、作りもしやすいので、大きさの割りに安いらしいです。

水車にさらにオプションで屋根を作れば、さらに高いし
その動力を使って、米をつく装置も作れるらしい。

「木で作ることのできるものなら何でもつくることができる」と言ってくれる
大工さんは、ちょっとした佐渡の自慢かも。



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