目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

たくさんの小さな通信から教わりました

2008年02月11日 | 日々是々
自分自身が通信を作っていることもあって、いろいろな方から個人通信を頂戴します。
手書きをコピー機で印刷したものだったり、パソコンでがっちり作ってあったり、
ワープロで一枚ずつ刷ったりと、印刷形式は様々ですが、
その全てに共通しているのは「思いの強さ」です。

そして、それらの通信のテーマが実に多岐に渡っていることにもまた「驚き」があります。

その「驚き」は裏返せば、少々きつい言い方ではありますが、
巷では似た話題の繰り返しを流しているにすぎないのでは?とふと思いました。


沖縄で夫婦で保育園を作ってがんばっている友人の奮闘記。
広島で単身で農園を作りつつ、畑の営みと田舎のあらゆるしんどい現実を笑いと共につれづれと書いてくれている激動記。
鳥取で生き物大好き人間としてのあらゆる経験と、出会った虫や生物をレポートしてくれる友人の生物記。
北海道の田舎で地産の材料を使い、アトピーの子にもOKなオリジナルケーキを作っている方のケーキ通信。
今回の画像は、東京で毎月のように捨てられる子猫や子犬たちを育てながら
里親を探しあてている方のハガキ通信です。(一年で20数匹の子猫を保護する、というのはすごい!)

新聞やテレビ、有名な雑誌にはおおよそ掲載されていない様々な事実と現実が
目の前にはあります。

農業をとりまく真綿で首をしめるような政策、生き物を生き物と思っていないような現実、子ども達をとりまく決して幸せとはいえない環境、


目を覆いたくなるような事実に対し、彼らは自分自身の体でもって体当たりをしています。
そしてその結果が多くの人達を幸せにさせているんじゃないかな~と感じさせてくれます。
だからこそ、辛い現実は決して辛い現実として映らず、希望さえもって
とらえることができます。

今の新聞やテレビ、インタネットに足りないものはそこなのではないかな、とはたと思いました。
辛い現実をただ文面だけで、結果報告のようにつらつらと述べるだけではない生身の言葉と体験がもっと必要とされているのではないかな、と自分自身の経験も重ねあわせて思いました。


説得力のない文章にちりばめられた「幸せ」や「希望」ほど失望させるものはありません。
しんどい現実を見つつも、できることをしてこそ「希望」は言っていい言葉だよなあ、とストレートすぎるほどの文章の通信に、またひとつ教わりました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknownさんへ)
2008-02-13 16:49:41
いやいや、どうもどうもです。(てれてれ)
なんか言葉が見つかりませんが、どうもどうもです。
(繰り返し)
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Unknown (Unknown)
2008-02-12 15:01:04
私はこうした問題に対し「一人じゃ無理だ~」というくらいにいつもギブアップ状態ですが、


中川さんがやっていることは、とても大切なことじゃないかなあと思います。そいういうことは、自然と共感して手伝ってくれる仲間ができてくるものだと思いますよ。
一人ではないのでどうか安心してください♪
私も応援しています(とりあえず、家に遊びに来た友達にさりげなーく小豆二号を見せてます(笑)
返信する
Unknown (佐々木直美さんへ)
2008-02-12 10:57:50
お初のコメント、ありがとうございます。
お手紙も拝見しています。いつもありがとうございます。環境問題だけでない色々な問題があふれているけれど、どうも見つけにくいようですね。私はこうした問題に対し「一人じゃ無理だ~」というくらいにいつもギブアップ状態ですが、ちょっと無理してでもやっていこうかな、と思っています。(いや、もうぎりぎりか?)
返信する
素晴らしい日記ですね (佐々木直美)
2008-02-11 23:09:25
初めてコメントさせていただきます。
いやあ、今日の日記は驚くとともに、なんて素晴らしい日記なんだろうと思いました。
中川さんの取り扱っている環境だけではなく、様々な問題があり、それらに向かい合っている人たちがこんなにいたとは…。

とても勉強になりました。

ありがとうございます。

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