季節柄、栃の実のアク抜きの仕方の問い合わせが増えました。
(佐渡島内で、美味しい栃餅を扱うお店が2軒もあるくらい、佐渡は豊かな雑木林がたくさんあります)
以前、栃の実のアク抜きの方法をアップしましたが、
こんなに他愛ないものです。
せっかく来訪していただいたのに、これじゃあ味気ないなあ、
…ということで、実際に栃の実をさわして、体験談付きレポートを
書いてみることにしようと思います。
栃の実は、徒歩10分程度のところに大木があります。
道路にバラバラ落ちていて、いくらでも拾えます。
狸の取り分も考慮し、小さな段ボール箱1箱分程度とってきました。
外皮をむき、実だけにします。(外皮は乾かして風呂炊きに使います)
ここから、アク抜き作業の始まりです。
※アク抜きのやり方は島内の方から教わった方法に加え、PC検索したものなども参考にしております。
私の都合などの関係で、本来なら1日でいいものが2日になっていたり、火をかける時間が長かったり
などしておりますので、その辺りを考慮の上、お試しください。
1.ボールに水をつけて1晩おく。
本当ならば1晩でいいのでしょうが、私は2晩つけてしまいました。(忙しくて)
朝、泡のようなアクがでて水がにごっていました。
2晩つけるときは、一度水をかえておいたほうがいいと思います。
2.鍋に水を入れ、火にかけ沸騰させ、皮をむく。
栃の皮むきのために沸騰させ、お湯でふやかしてから包丁でむきます。
栗の甘露煮を作る方法と一緒ですね。
熱湯をかけてから包丁を入れる方もいらっしゃいますが、熱湯をかけまわすだけでは
まだまだ皮が硬いと思いますので、このやり方をおすすめします。
お湯が少し冷めて手を突っ込めるようになったくらいで作業をするといいと思います。
私は冷ましすぎてしまったので、②の作業をもう一度やってしまいました。
するするむけました。
重大なおまけ!
この時の沸騰させた後の栃の実のアクは決して捨ててはいけません!
これは、そんじょそこらのエステ、コスメも目じゃないくらいの美容液になります!
詳細はコチラ
3.水につけて、一晩おく。
一晩おくと、ボールの水が黄色くなってきます。これもいわゆるアクですね。
④ネットに入れて、流水にさわす。
ネットに入れるのは、流水で実がこぼれないためにやっておいたほうがいいです。
我が家は裏に湧き水があるので、延々と流水にさわすことができますが、一般家庭では
やはり水道代が心配になると思います。
流水につける時間は3週間を目標にしています。
…で、3週間流水に漬けつづけたのですが、やはり3週間は長いですね。
10日から2週間でいい、という記述もあったので、そちらをとればよかったと悔いております。
2週間くらいたった頃、うっかりバケツの水から外していたスキに、
タヌキに持っていかれてしまい、見事にキレイに食べられていました…。
…裏の杉林に残っていた証拠物件です。
タヌキの獣道に落ちていたので間違いないと思われます。
ちょっとショックでしたがしょうがない。
2週間も漬け込まれていたから、きっとアクも大分とれた美味しい味になっていたことでしょう。
一応、この後の手順としては、
⑦鍋に入れて、栃の実の約2倍の量の木灰をかけて熱湯をたっぷり注ぐ。
(木灰はナラの灰がよい)
⑧2昼夜おく。
⑨とりだして洗ってかんでみる。えぐみが残っていれば⑥、⑦の作業をくりかえす。
(ここがカンどころ。あまり水におくと腑抜けになるそうです)
⑩えぐみがとれたら、灰をながして栃の実をとりだす。
⑪蒸し器で蒸す。(もち米の上で蒸してもOK)
(米一升につき、栃の実の分量は3合くらい)となっております。
お時間と心の余裕、そしてなにより「暮らし」を大切にされている方、
私が成すことができなかったことを、是非達成していただけたら嬉しいです。
なんとなく悔しくて、市販の栃餅を未だに買えずにいる私に、
「時が解決してくれるさ~♪」な1クリックを↓
(佐渡島内で、美味しい栃餅を扱うお店が2軒もあるくらい、佐渡は豊かな雑木林がたくさんあります)
以前、栃の実のアク抜きの方法をアップしましたが、
こんなに他愛ないものです。
せっかく来訪していただいたのに、これじゃあ味気ないなあ、
…ということで、実際に栃の実をさわして、体験談付きレポートを
書いてみることにしようと思います。
栃の実は、徒歩10分程度のところに大木があります。
道路にバラバラ落ちていて、いくらでも拾えます。
狸の取り分も考慮し、小さな段ボール箱1箱分程度とってきました。
外皮をむき、実だけにします。(外皮は乾かして風呂炊きに使います)
ここから、アク抜き作業の始まりです。
※アク抜きのやり方は島内の方から教わった方法に加え、PC検索したものなども参考にしております。
私の都合などの関係で、本来なら1日でいいものが2日になっていたり、火をかける時間が長かったり
などしておりますので、その辺りを考慮の上、お試しください。
1.ボールに水をつけて1晩おく。
本当ならば1晩でいいのでしょうが、私は2晩つけてしまいました。(忙しくて)
朝、泡のようなアクがでて水がにごっていました。
2晩つけるときは、一度水をかえておいたほうがいいと思います。
2.鍋に水を入れ、火にかけ沸騰させ、皮をむく。
栃の皮むきのために沸騰させ、お湯でふやかしてから包丁でむきます。
栗の甘露煮を作る方法と一緒ですね。
熱湯をかけてから包丁を入れる方もいらっしゃいますが、熱湯をかけまわすだけでは
まだまだ皮が硬いと思いますので、このやり方をおすすめします。
お湯が少し冷めて手を突っ込めるようになったくらいで作業をするといいと思います。
私は冷ましすぎてしまったので、②の作業をもう一度やってしまいました。
するするむけました。
重大なおまけ!
この時の沸騰させた後の栃の実のアクは決して捨ててはいけません!
これは、そんじょそこらのエステ、コスメも目じゃないくらいの美容液になります!
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3.水につけて、一晩おく。
一晩おくと、ボールの水が黄色くなってきます。これもいわゆるアクですね。
④ネットに入れて、流水にさわす。
ネットに入れるのは、流水で実がこぼれないためにやっておいたほうがいいです。
我が家は裏に湧き水があるので、延々と流水にさわすことができますが、一般家庭では
やはり水道代が心配になると思います。
流水につける時間は3週間を目標にしています。
…で、3週間流水に漬けつづけたのですが、やはり3週間は長いですね。
10日から2週間でいい、という記述もあったので、そちらをとればよかったと悔いております。
2週間くらいたった頃、うっかりバケツの水から外していたスキに、
タヌキに持っていかれてしまい、見事にキレイに食べられていました…。
…裏の杉林に残っていた証拠物件です。
タヌキの獣道に落ちていたので間違いないと思われます。
ちょっとショックでしたがしょうがない。
2週間も漬け込まれていたから、きっとアクも大分とれた美味しい味になっていたことでしょう。
一応、この後の手順としては、
⑦鍋に入れて、栃の実の約2倍の量の木灰をかけて熱湯をたっぷり注ぐ。
(木灰はナラの灰がよい)
⑧2昼夜おく。
⑨とりだして洗ってかんでみる。えぐみが残っていれば⑥、⑦の作業をくりかえす。
(ここがカンどころ。あまり水におくと腑抜けになるそうです)
⑩えぐみがとれたら、灰をながして栃の実をとりだす。
⑪蒸し器で蒸す。(もち米の上で蒸してもOK)
(米一升につき、栃の実の分量は3合くらい)となっております。
お時間と心の余裕、そしてなにより「暮らし」を大切にされている方、
私が成すことができなかったことを、是非達成していただけたら嬉しいです。
なんとなく悔しくて、市販の栃餅を未だに買えずにいる私に、
「時が解決してくれるさ~♪」な1クリックを↓
そして、Macだと手順の番号と思われるところが文字化けしてしまうので、一考していただけると嬉しいです。
あ、息子が起きた。
またきまーす。
文字化け、そうなんだ~。
ちょっとやってみるね~。
大変な手間ですね。
サイクリングで拾って来たのですがやる前からくじけています笑
この時期になると、ぐんとふえる「栃の実のアク抜き」の検索、多いのだけれどもコメント残してくださる方が少ないので
しゅんとしていました。
サイクリングの途中で栃の実ひろい、なかなか素敵ですね。気が向いたらやってみてください。
将来的に実りになるかもしれません。
我が家の庭にも3年ものがあります。
笛はおもしろいですね、やってみようと思います。
す、すごいですね~。毎年作っているのですか。
それも8臼も!道具、環境、根気本当に必要ですね!
私はほんのちょっとしかやっていませんが、これを何十倍もやるなんて!尊敬です。
是非一度食べてみたいです!!・・・販売していませんか?(笑)