目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

山のトンカツ「アケビの肉詰め」

2010年10月30日 | いただきます!
鶏を飼っている集落の方のところへ遊びに行ったら、
帰りに、敷地内にはえているアケビを2つ、おみやげにもたせてくれました。



とても立派なアケビです。
その立派さに以前から一度食べてみたかった、
あの料理を作ってみたくなりました。

そう、それはアケビの肉詰め
果実の「皮」を食べる、ちょっとユニークなお料理です。



参考にしたのは「新潟の山菜料理」(新潟日報事業社出版)という本です。


高校の教科書を思わせる装丁で、
もしも学校に「山菜料理」という科目があったらこんな教科書が作られるのではないかな、
と思わせる、ちょっと冗談っぽくも感じられる本です。
(内容はいたって真面目な本です)

雑草も含む何百種類の山菜の紹介と、その調理方法が載っています。
89年出版で、すでに絶版になっていますが、良書です。



作り途中のアケビ肉詰め。
どことなくホットドックを思わせます。
かんぴょうで、しばって、肉がこぼれないようにしたら、 あとは揚げるだけ、

…なのですが、失敗してしまいました…。
アケビの皮の大きさに対し、入れる油の量が少なすぎてうまく揚がりませんでした~!


でもいい経験でした。

はじめて「アケビ」という山の素材の料理を使って、
素材を前にして、おもしろいことですが、とても、とまどいました。

こんなとまどいははじめてです。
アケビという素材が、野菜とも魚とも異なる素材なので、
油に入れて何分くらいで揚がるのかという検討が全然つかなくて、
(本にはそこまで書いてありませんでした) アタフタしながらの調理でした。

この感覚がとても新鮮でした。


結局、揚げ時間ですが、 20分以上も中火で揚げ続け、ようやくなんとか火が通りました。


見た目もかなりアレなので、次の日の猫のエサにしよう、
などと思っていたのですが、

いつの間にかダンナが運んで、ビールと一緒につまんでいました。(嬉しいね)
そして、「ウマイ!」と言ってくれました。

私もおそるおそる食べてみましたが、なるほどウマイです。
皮の苦味が独特で、大人の味。

山菜よりも歯ごたえも厚みもり、さらに食べ応えもあるしで、
山菜好きにはたまらないだと思います。

もしも、山の果物が手に入ったら、ぜひどうぞ。



作り方
1,実をとりだす。
2,実をしぼりだし、甘汁を集める。
3,合いびき肉に、まいたけのみじん切り、実の甘汁をまぜる。
4,片栗粉を材料に混ぜ、よくまぜる。
5,アケビの皮につめる
6,カンピョウで結び、揚げる。

(私は実は食べてしまったので、ひき肉だけをつめて作りました)






タイトルで「山のトンカツ」と書いて、そういえば何ヶ月も
トンカツ食べてないなあ、と思って懐かしむ、知らぬ間にライトベジタリアンに
なりつつある私に、ジューシーな1クリックを↓




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今頃の若者は知らないでしょう (春休みのデッサン室)
2010-11-01 15:01:11
こちらではアケビはなかなか見かけません。
山の森の中に踏み入らなければなりません。
今頃の一般の若者はアケビを知らないでしょうね

このお料理、この間、テレビかラジオかどっちだったかいな?
紹介がありました。

野鳥や昆虫には興味ないのですか?
返信する
Unknown (春休みのデッサン室さんへ)
2010-11-01 15:07:18
そうですか。森の中に入らなければ見られないのですね。こちらでは、どちからというと民家の近くで見られるイメージです。山の奥ですからね。

野鳥は知りたいな、鳴き声で聞き分けられたら素敵だな、と思っております。
家の周りで、アカショウビンやアオバトが鳴いたりした時に言葉でその素晴らしさを伝えられたら、と思っています。
と言っても、私ごときのデジカメで姿をとらえられないので、ブログ向けの話題を書くことができずに今に至っています。
返信する

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