印刷屋さんから大量に印刷用紙をもらいました

高齢のために廃業しなくてはいけない、という印刷屋さんから
未使用の紙を大量にいただいてしまいました。

「3トントラックに3回もっていってもらったけれども、
まだ追いつかない」と聞き、
「もったいない！それならもらいます」と、
集落の人と一緒にもらいに行きました。

封筒に、色画用紙、印刷機にはかからない変形サイズの用紙各種、
紙好きな私としては、非常にぐぐっと心そそられる用紙もありますが、
とにかくどれも大量で、一生分あります（笑）

使うアテもないのに、どんどんもらってしまう。

そういう所が本当に不器用だなあ、と我ながら思います。

そんな中で、一番心ひかれた用紙はこれ。


原稿用紙です。

印刷会社のおばあさんによると、かつては小学校や中学校が
毎年作る作文文集や、卒業文集などがありますが、
その文集のための原稿用紙を、学校オリジナルの文字を入れて
印刷していたのだそうです。

なるほど、確かに左下のほうに「羽茂中学校原稿用紙」とか
「高千小学校ＰＴＡ」などさりげなく印刷されています。

既製品ではなく、その学校のオリジナル、というところに

なんというか、こう母校への誇りというと大げさですが、
そんなものを、ほのかに香わせるものを感じました。

かつての時代の教育にかけられた「手間」を少し垣間見たような気がしました。
こんな原稿用紙に友達への手紙を少ししたためてみようと
思います。


大量にいただいた色画用紙のほうは、沖縄で自然学校をやっている友人に
連絡をし、一部ひきとってもらえることになり、ちょっとほっ。


原稿用紙は、まだまだ10センチ以上の厚さで積み重なっております。
もし御所望の方がいらっしゃいましたら是非もらってください（笑）