目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

山谷労働者にあったかい贈り物を

2010年12月09日 | 日々是々
「山谷野宿者の命を助け、凍死者を防ぎます」
知り合いのナチュラルショップ「みずすまし」さんの通信に、
こんな一文から始まる告知文がありました。



今年も、不況の冷たい風が山谷に吹いています。
今年は東京都の日雇い労働者向けの施設も開設されません。
失職・野宿労働者の苦労が今から予測されます。
それだけ私達市民の支援が重要になってきています。
皆様に支援をよびかけます。

「厳冬期に着の身着のままで、路上で眠っている人々に毛布をかけ、防寒着を配る」
これだけで凍死者を減らすことができます。



~たんぽぽ舎の告知文より~



「凍死」。
なんと寒々しい響きをもつ言葉でしょう。
北極でもなければロシアでもない、
この経済大国・日本で、凍死してしまうほど凍えてしまう人が大勢いるんだ、
という事実に、もっと驚く感覚を持たねばならんよなあ、なんて思いました。


「山谷」(さんや)とは、低所得者の方や、その日暮らしをしている人達が集まっている場所です。
横浜でいう「寿町」のような場所、というと私的にはわかりやすかったですが、
東京でいうそういう場所なのだそうです。




押入れから使えそうな布団や防寒着を探してみたら、かなり奥から
使っていないコタツ布団を見つけました。
ダンナに話して、記憶の奥も探してもらって、
比較的使えそうな防寒着も2着ほど見つかりました。


ついでに、お米も5キロと餅米も1キロ、それから漬物も1袋(笑)入れて
特大段ボール箱2箱分の荷物を作りました。


この梱包作業にまるまる1日かかってしまいましたが、
(ふとんを干したりとか、包んだりとか・・・)
この作業にダンナが理解をしめしてくれたので、後ろめたい思いをしないですみました。

それどころか、段ボール箱の梱包の仕方のチェックまで入れて
「ここにもう一回ガムテープを貼ったほうがいいんじゃない?」とまで言ってくれました(笑)

荷物を送った後、
「これって人助けっていうのかな?」と聞いたら、
「いわないだろ」とダンナ。

「どのへんまでやったら人助けといえるかな」とさらに聞く私に、
「軽トラ一杯分の毛布を集めるくらいじゃないと言わないんじゃない?」と。
「まあこの程度の作業は、道楽だな(笑)」



・・・と、ダンナはこの作業自体「エライコト」でも何でもないと言ってくれ、とても嬉しかった。
これからも似たようなことしても、きっと友人に本を送る程度で考えてくれるでしょう。
ありがたいことです。


もしもあなたのお家に仕えそうな防寒着、お布団、靴やカイロや石けんが、
タンスの奥に眠っていましたら是非お送りください。

後日、荷物が届いたとたんぽぽ舎さんから電話のお礼がきました。
「これで、凍死者を少なくすることができます。本当にありがとうございました」と。

やっぱり、凍死という言葉が切なかった。
寒いのって切ないもんね、苦しいもんね。
ましてや、それで死ぬなんて不条理だよね。


佐渡の冬も、はじまりました。
皆様、あたたかくしてお過ごしください。




●山谷労働者に衣類・毛布・お米を贈ろう●

働きたくとも仕事がない、体が弱ってみあう仕事がない、収入がなく食事も満足にとれない山谷労働者に
「炊き出し」をします。お米やお金が必要です。是非お送りください。


◎送ってほしいもの
毛布・衣類など・・・防寒着、下着、タオル、ズボン、靴下、靴、せっけん、カイロ
食品・・・お米、乾物

現金カンパ 郵便振込み 加入者名:たんぽぽ舎 口座番号:00180-1-403856
「山谷支援カンパ」とご明記ください。

送り先・・・〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎 担当:鈴木千津子
電話番号…03-3238-9035(午後1時~8時)


ご注意ください! 12月1日(水)から12月17日(金)までにお送り下さい




その後、フードバンクからも支援のお願いがきました。
日本なのにお米食べられない人って沢山いるんだね…な1クリックを↓



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