佐渡で貸し出しができる図書館を一館のみにします。
司書さんがいる図書館が、今後は無人化されます。
こんな考えが、佐渡の教育委員会から発表された、というお話に、
一瞬、思考回路が停止してしまいました。
そして、すごい愕然としてしまった。
教育委員会が、図書館を縮小しようとしている、だなんて!
しかもその理由が市の財政が厳しいからだなんて!
おそろしくなってしまった。
そんなの「教育」という言葉を組織の名前に冠している機関が
決定することではないですよ。
教育委員会さんは、司書さんを、
一番に守らなくてはいけない立場なはずじゃないですか。
他の部署が、「金食い虫の図書館をつぶせ」と言ってきたならば、
一番に、司書が、本を読む人間にとって、
どれくらい重要な役目をもつ仕事であるかを、説得し、
わかってもらわなくてはいけない立場の所ではないですか。
司書さんがやってくれる仕事は、来館している人間にとって、
大きな意味をもたらしていることを、
図書館で時間を過ごしてきた人間ならば、わかります。
ただ借りる本を出し入れしているだけでは、絶対ないのです。
病院に医師と看護婦が絶対必要なように、
学校に教師が絶対必要なように、
お店に商品を陳列する従業員が必要なように、
図書館には司書さんが絶対必要です。
旧市町村それぞれにあった図書館を一館を残して無人化する方向だとか。
それは、残りの9館を、図書の物置き状態にすること、です。
本は本屋さんで買えばいい、では済まされない。
「ただちに影響はない」かもしれない。
でも確実にある種の結果を招きます。
子ども達の学力低下と、居場所の喪失。
いやいや、そんな言葉ひとつだけでは片付けられない、
もっともっと大きな財産を失うことになります。
「相川ではもう、図書館が無人化されたんですよ」と、相川の友人から聞いた。
これもまたびっくりだ。
相川は金山を世界遺産にしようとしている町ではないですか!
その相川が図書館を無人にするなんて!
世界遺産にするための活動に、相川小学生が無料で観光客をガイドしたり、
ゴミ拾いをしたり、と、あんなに頑張っているのに!
世界遺産もジオパークも、世界農業遺産(ジアス)も、
言ってみれば「知の宝庫」の結晶です。
それらの真髄を理解するには、膨大な知識が必要です。
ジオパークならば主に地質学、
世界遺産ならば日本史、世界史、土木学、
ジアスならば農業、日本史、郷土学。
そこからさらに、あらゆる分野の知識へと飛び火する。
想像力と好奇心を刺激する、
これまでの詰め込み方教育とは全く異なる生きた教材が、
開発やら何やらから、なんとかどうにか
埋没されずに生き残っていること自体、すごいことで、
ある種奇跡的。
そんな意味でも佐渡は「ものすごい島」だ。
言ってみればね。
膨大な知識を前にして、すごむ子ども達に必要なのは、優しく説いてくれる大人の存在。教師だけでは補いきれない、知識と好奇心を満たす場所。
それが図書館であり、博物館であるはず。
難しい本を読まされるだけでは、子どもは決して興味をもてない。
あらゆる布石を投げかけて、好奇心を刺激してくれる役割をしてくれるのが
司書さんの存在でもあるのですから。
子ども達が佐渡を好きになるための
佐渡に残りたいと思わせるための
原石があふれるほど山積みなのに、
それを認知させるための、
もっとも身近な布石「図書館」を衰退させる方向にもっていくなんて!
ああ!(声にできない嘆き)
去る4月18日、「図書館で佐渡を元気にする会」さんが
教育委員会さんに要望書を提出しに行くということを聞き、
仕事を早めに切り上げ、小木から両津へと車をぶっとばし、
1歳の娘と共に、委員会室へと入らせてもらいました。
そして、挙手をし、図書館から司書さんをなくさないで、
地域の図書館をなくさないで、と訴えさせてもらいました。
司書さんの月給聞いたら、あんまりにも安くて驚いた。
扶養家族でなければちょっと暮らしていくのは難しい額だ。
金山世界遺産のための案内所に12億かけるそうだが、それよりも司書さんのほうに、
図書購入費にまわせばよい、と意見を言っていた人がいたけれども、
人間らしく考えるならば、その通りだと本当に思うのです。
・・・な1クリックを。
司書さんがいる図書館が、今後は無人化されます。
こんな考えが、佐渡の教育委員会から発表された、というお話に、
一瞬、思考回路が停止してしまいました。
そして、すごい愕然としてしまった。
教育委員会が、図書館を縮小しようとしている、だなんて!
しかもその理由が市の財政が厳しいからだなんて!
おそろしくなってしまった。
そんなの「教育」という言葉を組織の名前に冠している機関が
決定することではないですよ。
教育委員会さんは、司書さんを、
一番に守らなくてはいけない立場なはずじゃないですか。
他の部署が、「金食い虫の図書館をつぶせ」と言ってきたならば、
一番に、司書が、本を読む人間にとって、
どれくらい重要な役目をもつ仕事であるかを、説得し、
わかってもらわなくてはいけない立場の所ではないですか。
司書さんがやってくれる仕事は、来館している人間にとって、
大きな意味をもたらしていることを、
図書館で時間を過ごしてきた人間ならば、わかります。
ただ借りる本を出し入れしているだけでは、絶対ないのです。
病院に医師と看護婦が絶対必要なように、
学校に教師が絶対必要なように、
お店に商品を陳列する従業員が必要なように、
図書館には司書さんが絶対必要です。
旧市町村それぞれにあった図書館を一館を残して無人化する方向だとか。
それは、残りの9館を、図書の物置き状態にすること、です。
本は本屋さんで買えばいい、では済まされない。
「ただちに影響はない」かもしれない。
でも確実にある種の結果を招きます。
子ども達の学力低下と、居場所の喪失。
いやいや、そんな言葉ひとつだけでは片付けられない、
もっともっと大きな財産を失うことになります。
「相川ではもう、図書館が無人化されたんですよ」と、相川の友人から聞いた。
これもまたびっくりだ。
相川は金山を世界遺産にしようとしている町ではないですか!
その相川が図書館を無人にするなんて!
世界遺産にするための活動に、相川小学生が無料で観光客をガイドしたり、
ゴミ拾いをしたり、と、あんなに頑張っているのに!
世界遺産もジオパークも、世界農業遺産(ジアス)も、
言ってみれば「知の宝庫」の結晶です。
それらの真髄を理解するには、膨大な知識が必要です。
ジオパークならば主に地質学、
世界遺産ならば日本史、世界史、土木学、
ジアスならば農業、日本史、郷土学。
そこからさらに、あらゆる分野の知識へと飛び火する。
想像力と好奇心を刺激する、
これまでの詰め込み方教育とは全く異なる生きた教材が、
開発やら何やらから、なんとかどうにか
埋没されずに生き残っていること自体、すごいことで、
ある種奇跡的。
そんな意味でも佐渡は「ものすごい島」だ。
言ってみればね。
膨大な知識を前にして、すごむ子ども達に必要なのは、優しく説いてくれる大人の存在。教師だけでは補いきれない、知識と好奇心を満たす場所。
それが図書館であり、博物館であるはず。
難しい本を読まされるだけでは、子どもは決して興味をもてない。
あらゆる布石を投げかけて、好奇心を刺激してくれる役割をしてくれるのが
司書さんの存在でもあるのですから。
子ども達が佐渡を好きになるための
佐渡に残りたいと思わせるための
原石があふれるほど山積みなのに、
それを認知させるための、
もっとも身近な布石「図書館」を衰退させる方向にもっていくなんて!
ああ!(声にできない嘆き)
去る4月18日、「図書館で佐渡を元気にする会」さんが
教育委員会さんに要望書を提出しに行くということを聞き、
仕事を早めに切り上げ、小木から両津へと車をぶっとばし、
1歳の娘と共に、委員会室へと入らせてもらいました。
そして、挙手をし、図書館から司書さんをなくさないで、
地域の図書館をなくさないで、と訴えさせてもらいました。
司書さんの月給聞いたら、あんまりにも安くて驚いた。
扶養家族でなければちょっと暮らしていくのは難しい額だ。
金山世界遺産のための案内所に12億かけるそうだが、それよりも司書さんのほうに、
図書購入費にまわせばよい、と意見を言っていた人がいたけれども、
人間らしく考えるならば、その通りだと本当に思うのです。
・・・な1クリックを。
明日の火曜日13時半から中央図書館2階で
図書館協議会の会議があるそうです。
もしよろしかったら傍聴しに来て下さい。
この問題に対しては、市民がどれだけ声をあげるかにかかっているようにも思えます。
全市町村の図書の貸し出し、閲覧を可能にしていたパソコンネットワークも、無人化に伴い、廃止していく方向のようです。
さらに無人化図書室の本は貸し出し不可(図書館内での読書のみ)ということも提案されているようです。
「????」なことばかりですが、
とにかく、何とかしたいですね。
全然知らなかった・・・。
私は子どもを閉館間際の時刻に、迎えに行っているのですが、無人化になっちゃったら色々と心配です。
司書さんがいてくれるから、子どもに「図書館でまっててね」って言えたんですね。
無人化って、図書館が生気なくなっちゃいますね。
そうした光があたらないような部分を、是非現場で見てほしいですね。
みみさんがおっしゃる通り「生気」がなくなると思います。
再考してほしいですね。本当に。
コメントありがとうございます。
ここの佐渡図書館情報あり。
私もこの計画を聞き同様に愕然とし、今回ばかりは行動を起こさねばと、やったことのないブログを細々と書いております。主要な新聞記事などスクラップしております。みなさんにのぞいていただけると嬉しく思います。
http://sadolibrary.jugem.jp/
市長さんの記者会見の意見など、どのように言っているかがわかり参考になります。
コメントありがとうございます。
非常に熱心な記事が多く、この問題の根の深さと、
こうした図書館の場をなくすことの市民のあらゆる意味での「喪失感の高さ」を感じます。
「お金がない」ことを「教育をなくすこと」の
理由にすることは、
長たるものが言うことではないと感じます。
親が子どもの育児を放棄する、みたいなイメージを抱きます。
ブログを拝読してつくづく思いましたが、お金がないことを図書館をなくす理由にすることは、市長であることの「敗北宣言」であるように感じました。
今回のことを「実行」してしまったら、市民は市長への信用度を急激に落とすのではないかと思います。
そのへん、わかってほしいですね、市長さんには。
当方のページは、ただ多くの方に佐渡の図書館の現状を知っていただき、考えていただくたたき台として、日々更新しております。ゆえに、まったくリンクフリーです。いもづる式に皆さんにみていただけるのが何よりの望みです。
今後ともよろしくお願いいたします。