自然農という名のぷち農業

搾乳作業をしてから朝食後、少しだけ畑仕事をする、
という流れが晴れの日の日常パターンです。
ですが、最近は山羊のお世話にかかりっきりで
畑仕事をほとんど連れ合いにまかせっきりにしていました。

今日はちょっと久々の畑仕事でした。
小さな山の頂上にある畑は、急傾斜の上にあり、大した荷物も運べないことから
堆肥なし、草取りなしの半ば「自然農法」（笑）で育てています。

方法はひとつ。
「土の上にあらかじめ（大量の）刈った草を大量に乗せて腐らせておく」。

草が腐っていくと、わいてくる微生物くん達に土を耕させる、という方法。
イギリスでは、時間がない会社勤めのサラリーマンさんに支持されている
農法で「without digging」というらしいです。
横文字で言うとかっこいいですが、直訳すれば「耕さない」ってことですから
ズボラさんにはもってこいな農法かもしれませんね。
これも自然農の一種です。

これをやっておいたら、おもしろいほどに見事に土がほくほくになりました。
黒く腐った草の下からミミズにムカデにと、ゴロゴロでてきたのを見るのは
胸がおどります。

この土をほじくりかえして、オクラ、トウモロコシ、ナス、などの苗を植えていきました。
（植える時期遅いです）
傍目からは、完全に雑草畑ですが（笑）ちゃんと育っているんですよ～。

自然農という農法があるのは、とても助かります。
雑草だらけの畑も「自然農法」ということができますから（笑）

耕した本人さえも、「はて、苗はどこに？」というくらいです。

気が向いたら雑草も時々ぬく作業もやっています。
完全自然農は、どうしても実が小さいので。

田舎の暮らしは、やることいっぱいです。山積みです。

それでも連れ合いが
「東京にいた頃の、退屈な忙しさよりはよい」と言ってくれました。
その言葉に救われています。