目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

佐渡のお味噌シリーズ・その3 「塚本こうじみそ」

2006年05月16日 | 佐渡だいすきネタ
これぞ究極の佐渡みそ、などといったら大げさかもしれませんが、それくらいほれ込んでいる味噌です。
200年以上の歴史をもつ両津湊にある「塚本こうじ店」。
こちらでは麹店という特徴を活かして、麹が通常よりも5割増しの贅沢味噌、明治からの味のある木製の味噌たるに入れて熟成させています。

ここの大きな特徴は「量り売りしかいたしません」というスタンスを貫いているところ。
「プラスチック容器にすれば、それだけゴミが増える」という「時代遅れ」な言葉を言ってくれる心憎い蔵主さんなのです。

このへんの商店街界隈に住んでいる人たちは、今でもカメや容器をもって、お味噌を買いに来てくれる、とか。
最近では容器を持ってきてくれるお客さんには100円引きにいたします、という破格な値引きまでしよう、と計画中なのだとか。
「時代を先読み」する手法で、味噌と麹を売る塚本ご主人は並の人ではありません。


麹、という今は消費が減少している素材を、今もなお作り続ける理由を聞きましたらば、
「麹は日本を世界一の長寿国にした国宝(こっぽう)。
いつか麹菌のよさが注目される日がきますよ、そのときに本物の麹を作る店が一軒もないんじゃなさけないでしょ。」

かっこいいなあ。

ちなみにこちらのお味噌は1キロ450円(だったかな?)
中国産の無農薬大豆(笑)を使っているそうです。
佐渡産の大豆で作った味噌もあるそうですが、こちらは一気に倍になって850円とか。
「やはり、こちらはあまり売れませんね。
そういうところは佐渡人はまだまだかな。」と笑う主人。

今度はこちらを買おうと思います。

こちらの味噌の味はといえば「味噌くさくない、塩からくない味」です。(変な表現ですが)
みそ汁に入れたとき、味噌の味がつんつんするようじゃみそ汁じゃないんだな、と発見。
みその味があくまで引き立て役になっている味噌。
それがみそ汁に入れる味噌なのね。

お店というよりも、どちらかといえば「家」のようなお店ですが、そこもこのへん界隈の商店街の特徴です。
勇気をだしてはいってみよう。


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