上信越道佐久ICを降りてからの通勤ラッシュに時間をとられて車坂峠に着く。平日だから余裕との読みは外れ、ビジターセンター駐車場最後の1台に滑り込みセーフ。カラマツ林の中をゆるやかに進み、車坂山の急坂を短く下ると本格的な登り。火山礫、霜柱が陽に光り、溶けて歩きにくい道を登る。途中開けた場所で周囲の山々から北アルプスの雪の峰、八ヶ岳を眺めてひと息。再びの道はシラビソの樹林帯、滑りやすい木段状をしばらく。噴火避難シェルター脇を通り、噴煙の浅間山を真正面に見る槍ヶ鞘に。いったん下って急登のガレ場をひと頑張りでトーミの頭。浅間山と外輪山が連なる峰々の大展望。ここで昨年2月に転落死亡事故が発生したことを思い出した。岩峰での足運びは十分な注意が必要だ。慎重にその場を離れて黒斑山へ樹林帯の道を20分ほど、山頂部が狭いので次の蛇骨岳に向かう。下ってから平坦な道を緩やかに進み、外輪山の縁を最後はガレ場を登って蛇骨岳山頂着。予定では時間余裕あればこの先の仙人岳、Jバンド基部まで下ってから戻る行程もあったが、ここで引き返す。岩が点在する山頂エリアで昼食、箱庭のような眼下に広がるカラマツ黄葉の撮影。好天も流れる雲に陽がさえぎられると初冬のような寒さ。例年より短い感じるこの季節、浅間山を代表する景色を堪能できて良かった。もうひとつの冬景色を目にしたまま事故に遭遇された方の詳細を再読、自分自身への戒めとしたい。2023年10月26日(木)/(晴れ時々曇り/高峰高原ビジターセンターの無料駐車場を利用)駐車場1973m 09:05~(表コース・車坂山)~10:35槍ヶ鞘10:40~10:50トーミの頭2300m 11:00~11:25黒斑山2404m 11:30~11:55蛇骨岳(昼食)12:35~13:05黒斑山13:10~13:30トーミの頭13:35~13:50槍ヶ鞘13:55~(車坂山)~15:10駐車場<山で出会った人たちは久しぶりに多数。ビジターセンターP満車時は約700m先の高峰マウンテンパーク駐車場(無料)に>
2023秋 黄葉の黒斑山・蛇骨岳