読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『絵で読む広島の原爆』(絵本)

2011年10月05日 | 戦争について考える本
小6国語の教科書に、『川とノリオ』という、作者の反戦・反原爆の思いが感じられる作品が載っています。

その学習と関連して、こちらの本を読んでみました。

『絵で読む広島の原爆』(福音館書店)
文・那須正幹
絵・西村繁男

上空から見た広島の街を描いた絵は、細部までこだわって描かれてあり、迫力があります。

西村さんが「客観的な事実を描こうと思った」とあとがきで述べられているように、
絵も文章も、感情を抑えた表現で、事実を詳しく伝えています。

読み聞かせでは、時間の関係で、見開きの絵のページのみ読んだのですが、
この本には「マンハッタン計画」の詳しい説明、原爆が人体に及ぼす影響、
また「原子力発電の副産物」など現在私たちが直面している核の問題についても、詳しく書かれています。

原子力について改めて深く考える上で、この本は、子供だけでなく大人にとっても重要な意味を持つと思います。
コメント
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