読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『サンガイ ジウナコ ラギ みんなで生きるために』(絵本)

2013年02月12日 | 世界に目を向ける本
今日は、小学校での読み聞かせの日でした。

担当学年は5年生。
高学年のクラスでは、お子さんたちが色々と考えを巡らせられるような本を読みたいなぁと思うので、本選びに時間がかかります
結局、今日はこちらの本を読むことにしました。
サンガイジウナコラギ―みんなで生きるために
文 岩村文子、篠原千史 絵 金斗鉉
日本キリスト教書販売

これは、実話に基づいた絵本です。

1962年、日本からネパールへ医者の夫婦がやってきました。
その頃のネパールは医者不足でした。
ネパールの病気の人々を助けたいと思い、ドクター岩村昇はネパールに来たのです。

ドクター岩村の病院には、毎日たくさんの人がやってきました。

でも、ある日ドクターは、病院に来られるのは元気な病人だ、ということに気付きます。
ネパールは山が多く、車が通れないところもたくさんあります。
ドクターは、病院に来られない人たちのことを思いました。

そして、ドクター岩村は病院の人たちに助けてもらい、薬や道具を背負って遠くにある村を一つ一つまわりながら、病院に来ることのできない重い病気の人々の診察を始めました。

ある村に行くと、一人のおばあさんが重い病気で寝ていました。
このままでは家族にも病気がうつってしまいます。
ドクター岩村はそのおばあさんを連れて帰りたいと思いました。

しかし、季節は夏。
畑仕事が一番忙しい時です。
だれもおばあさんを背負って病院まで連れてくることはできません。

しかし、思ってもみない助けが現れるのです!


このお話を読むと、本当に人間的に優れているとは、どのようなことなのか考えさせられます。

ドクター岩村も素晴らしいですが、彼を助けた青年は本当に素晴らしい!!

心が洗われる一冊です
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コメント
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