読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『アリババと40人の盗賊』

2013年02月19日 | 童話・昔話・名作
小3クラスでは、『アリババと40人の盗賊』の長文読解に取り組んでいます。
そこで、昨日はこちらの本を読みました。
アリババと40人の盗賊 (馬場のぼるの絵本)
馬場のぼる
こぐま社

昔、カシムとアリババという兄弟が住んでおりました。
兄のカシムはよくばりでしたが、弟は正直な青年でした。
兄のカシムはお金持ちのところからお嫁さんをもらい、暮らしが豊かになりました。
一方、弟のアリババは、貧乏な家の娘さんをもらいましたので、相変わらず貧乏でした。

ある日、アリババが森で仕事をしていると、遠くから40人の盗賊たちがやってきました。
身を隠しながら見ていると、盗賊たちは大きな岩の前で馬を下りました。
「ひらけー、ゴマ!」
すると、あら不思議、岩の壁にぽっかり大きなほらあながあらわれました!

彼らは盗んできたお金や宝物の入った袋を岩の中に次々と運び込んでいきました。
そして、それがすむと、また、かしらが叫びました。「閉じよー!ゴマ!」
あーら、不思議。扉は閉じて元通りになりました。

盗賊たちが去った後、アリババも呪文を唱えてみました。
「開け-、ゴマ!」
すると、ぽっかり扉が開きました。

そこにあったのは宝の山!

アリババは金貨の袋をもらい、家に運びました。

そのことが、兄のカシムの知るところとなり…。


「アラビアンナイト」の中の一つである「アリババと40人の盗賊」。
授業で扱った長文は途中までだったのですが、こちらの絵本は少し長めのお話です。
そして、殺すか殺されるかといった話なので、あまり気持ちのいいものではありません…

ただ、アリババ危機一髪!という場面が何度もあるので、ハラハラドキドキすることは間違いなしです
そして、お話の中に登場する女奴隷、モルジアナの聡明さも素晴らしいです
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