ゴールデンウィークが終わり、今日から塾が始まりました。
今年は塾で寺子屋を開きましたが、昨年のゴールデンウィークは初めての緊急事態宣言真っただ中で、塾も閉鎖（オンラインでの寺子屋は開きました）。皆、どこにも出かけられない中、昨年は高校時代の友人とSNSを通して「ブックカバーチャレンジ」で盛り上がりました。
「ブックカバーチャレンジ」とは、7日間、自分の好きな本の表紙をSNSにUPして、つぎにチャレンジしてもらいたい人を指名していくというもの。（本好きの人だったらいいですが、そうでない方や忙しい方にとってはかなり迷惑な話かも…。ポジティブな不幸の手紙か？）
塾に置いてある本もいくつか紹介したので、その中の一つを今回ご紹介したいと思います。
 | 風が強く吹いている (新潮文庫) しをん, 三浦 新潮社 |
箱根駅伝出場を目標に、十人の個性的すぎるメンバーが奮闘します。
天才ランナーもいれば、マラソンとは縁遠い生活を送ってきた人も散見されるハチャメチャなメンバーなのですが、目標に向かってみんなの気持ちがだんだんひとつになっていきます。
後半は、自分も一緒に箱根の山を走っているかのような気持ちに。
走る描写が美しくて、読み終わった瞬間は「走ることによってだけたどりつける、どこかもっと遠く、深く、美しい場所」に行くために、私も走りたい！！いや、私も数十キロくらい走れるんじゃないか！？と思ってしまう魔法の書です。（←ちなみに私は持久走が大の苦手）
塾に置いてありますので、是非読んでみてください。
ところで、昨年あんなに盛り上がったブックカバーチャレンジですが、最近全く見なくなりました…。まだ、どこかで続いているのでしょうか？
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