どんな仕事にもリスクはつきものですが、自然相手の農業は時としてすさまじい自然の逆襲に遭うことがあります。
一昨年の冬、思わぬ大雪でうちのビニールハウスがぺちゃんこにされました。台風にも耐えてきたハウスがまさか雪でつぶされるとは・・・・・全く想定外の出来事でした。
えー!何これ!嘘やろ!! と朝から絶句
隣には子牛のほ乳をする小さなハウスもあったのですがそれもつぶされ、中にいた子牛たちは端の方のわずかな空間で難を逃れていました。
「トマトが作れない・・・」、年明け早々のアクシデントに少し落ち込んでいたところ、心配した西海無農薬やさいの会の消費者の皆さんがカンパを募り、多額の支援をしてくれました。
まだハウスの再建はできていませんが、気持ちに答えて近いうちにきっと再建します。
やさいの会では、生産者が作った野菜を生産者自身が週一回、佐世保市内の消費者会員の自宅まで届けています。生産者は○○さんが食べてくれるのだからと野菜作りに力が入り、会員の皆さんは○○さんの作ったほうれん草などと、生産者の顔を思い浮かべながら旬の野菜を安心して食べることができます。
やさいの会ではそんな生産者と消費者との関係を20年以上続けています。無農薬、少量多品目というのは、労多く、決して儲かるやり方ではありませんが、消費者の皆さんとの距離感が妙に心地よく、今日までなんとか続けることができました。
といっても野菜担当の社長がいてこその話ですが・・・。