うちの牛舎から毎日なにげなく見ている針尾の無線塔です。
佐世保観光コンベンション協会の今季の「時旅」パンフレットに特集されていました。
特に目を引いたのは、表紙と建築当時の貴重な写真。
高さ136メートル、根元の直径12メートルのこの巨大な建造物を一度間近で見てみようと思い立ち
、写真に納めに行ってきました。
あちこちと迷ったあげく、3本のうちの1本にたどり着くことができました。
やはり、天に向かってそそり立つ無線塔の巨大さにただただ圧倒されました。
*途中のみかん畑の中を勝手に通らせていただきました。園主の方すみません。
3本の無線塔は1辺300㍍の正三角形の角に立っています。
他の2本の場所へ移動することにしました。
こちらの塔は周辺が観光客用に整備されていて、周囲には柵が張られていました。
直下から見上げるとやはりすごい。
1羽の鷹が塔の先端付近を旋回していました。
無線塔が建設されたのは1922年(大正11年)で今から90年前、4年の歳月と155万円(現在のお金で約250億円)の工事費用をかけて建設されたそうです。
長い歳月を経ているわりには外観から見てもほとんど老朽化は感じられませんでした。専門家も耐震性も大丈夫と太鼓判を押していて、佐世保市も近代化遺産の一つとして保存していくとのこと、いいことです。石木ダムなんか早く中止にしてこっちに予算を使おう!(笑)
時旅では12/2(日)、12/16(日)、「「針尾無線塔」に秘められた歴史を訪ねる」とのテーマでツアーを組んでるようです。佐世保市社会教育課の学芸員さんが説明してくれるらしい。今から申し込めばまだ間に合うかも、です。
私は、たまたま通りがかった近所の農家のおっさんのふりをして学芸員さんの説明に耳をそばだててみようかな・・(笑)。
中は螺旋階段があって登れるようになっているのでしょうか。
一度てっぺんまで登ってみたい。
きっとスカイツリーに負けないくらいの絶景が撮れるはず。