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私を知る私好き女子


水茄子のツヤツヤ愛でつつ丸かじり

8月11日(月)

「私の性格は私が一番知っているんだけど、」という声が隣のテーブルから聞こえてきた。ほんとか、おかしいんじゃないのか? 思い込みだぞ、それはと、見知らぬ人の言葉に頭の中で突っ込みを入れた。
私のことを私はどれだけ知っているのか……どれだけ自問自答をして、見たくないところを見て、知りたくないところを知って、ガシガシにえぐり出しても知ることはできないのじゃないか。自分の顔を自分で見ることができないように。本物(生で)の自分を見ることはできない。
鏡に映る自分の顔は、脳がいいように調整して見せてくれているからね。こうありたいを少しでもかなえてあげようという脳の優しさだなのだ。優しさは時々、残酷に変身する。
隣のテーブルの女子は、「私の性格は私が一番知っているんだけど……」と言った後、ずーっ自慢話をしていた。私を自慢している、私のことを一番知っている私。うーん、その私は、どういう私なのだ。私を知る前に周りの人のことを知る努力をしてくれ。友だちの相づちのトーンの変化に気がついているか、君は。
新幹線を待つ間、退屈せずに、私の性格は私が一番知っている女子の話を楽しませてもらった。いいことかもしれない、私を自慢するくらいの自己愛がなくちゃこの世を渡っていけないような気もするから。嘘謙虚を振り回す人よりもだんぜんいいかな。
あっちこっちにおもしろいことが散らばっている、ぜーんぶ人間のやることだ。我もまた人間なり、おもしろいことをやらかしているに違いない。誰かの暇つぶしになれば、それもまた価値があるように思う(無理矢理だけど)。ははのは。

◎食絵日記

ミズナスがうまいのだ。
不揃いのものを安く買った。
夏は、こいつが相棒さ、
白ワイン、アワ、相性ばっちりだぜ。
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