ムダ無駄muda

ベンチに先客あり枯れ葉二枚



なんだか世界はムダを省くことに躍起になっているような気がするけれど、ムダってほんとうにムダなのか。ムダは必要ないのか。ムダって、ハンドルとか、ベルトのアソビとかみたいなもので、、余裕というふうには考えられないのか。どうなんだろう。ムダだとおもわれていることばかりしている身には、言い訳になるかもしれないが、ムダは大事だとおもう。すべて遠回りしないで、横道にそれないで、つまずかないで、一直線にゴールへ向かってばかりじゃねぇ、ロボットみたいになっちゃう。ムダだったと後悔しながら、反省しながら、また同じことを繰り返す。だって、人間だもん。そこに味わいが生まれるのであると、信じるのである。信じる者は救われなければいけません。ただ、人生にムダというものはない。なんていうことには賛成しかねる。どうしようもないムダはある。ムダ以外のなにものでもないムダは存在する。そこだけはしっかりと認識しておきたい。ムダからは逃げられないのだよ、諸君！





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