小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

セイタカアワダチソウ

2006-10-31 | ガーデニング
写真のセイダカアワダチソウは、我が家の前の空き地から撮ったものですが、確か昨年は咲いていなかったような気がします。空き地となっているこの宅地造成地、家が建たないまま秋になるとススキの原になり、そして今秋あたりからはセイタカアワダチソウが侵入しつつあります。この悪名高き花、秋の麒麟草にも似てなかなか美しいと思うのですが、あまり声だかには言えない気もします。もともとはアメリカからの帰化植物で、その旺盛な繁殖力で日本の空き地を占拠してしまったことが嫌われるひとつなのかも知れません。また、花粉がアレルギーの元凶のようにも言われているし(実際には虫に花粉を運ばせる虫媒花なので花粉症の元ではないらしいのですが)、さらに地下茎に毒を持ってそれが周りの植生を枯らし自らは繁殖していくという、これがまた、こうも嫌われてしまう理由なのでしょう。とは言ってもすっかり日本で市民権を持ってしまったセイタカアワダチソウ。日本の秋には欠かせない風景でもあります。なんとか共生を図っていきたいものと友好的なことをいっていますが、来秋、我が家の前は一面のセイタカアワダチソウの野原に化してしまっているのではと考えるとやはり複雑な気持ちになるのも確かです。
コメント (2)
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