厚い雲に覆われた梅雨らしいお天気が続いています。
わが家に幅1.2メートルほど突き出たデッキがあります。
本来は、ガーデニングパラソルでも立てて、優雅にコーヒーでも、とそんなつもりでしたが、いつの間にかプランターで野菜を育てる場所となりました。
夏野菜の王者、茄子・トマト・キュウリは思ったより、病害虫になりやすく、場所の狭さと陽あたり、風通しに問題があって、ベランダ菜園の難しさを実感していました。
この春、農協の園芸店でズッキーニの苗を見つけ、今夏はキューリの代わりにズッキーニでいこうと、単純な私はこの形から、キュウリの代替を思い立ったのでした。
早速、ネットで調べてズッキーニはウリ科ではあるけれど、かぼちゃの仲間らしい。しかも蔓性ではないらしい!ことが判明。
しばらくして、切りこみの入った大きな葉っぱに、うどんこ病のような白い斑点が・・・どの葉にも付き始め、なんとか農薬を使わずに駆除したいと思っていたところ、家庭菜園に詳しい友人から「これは病気ではなく、葉の模様」と教えられ、ほっと胸を撫で下ろしました。
まもなく太い茎の間から、カボチャに似た花が一輪、二輪と、花径のところをよく見るとはっきりと雄花と雌花の違いが・・・。雌花にはすでに親指ほどのかわいいズッキーニが。思っていたよりズッキーニの栽培って簡単と思っていたら、雌花はそのまま黒ずんで萎んでしまいました。
畑で栽培するのと違って、ミツバチもなかなか飛んでは来ないようで、そこでミツバチのキューピットの代役を私が務めることとなりました。雄花と雌花が同時に咲いてくれるといいのですが、何と言っても2株ですから、そうバランスよく咲いてはくれず、鬼のような目つきのキューピットがズッキーニの見張り役となりました。
大役を果たした2日目、なんとプランターのヘリにぶつかるほど大きなズッキーニを目にした時は、ひとつ仕事をやり終えたような充足感が・・・。
今夏、どのくらいのズッキーニが収獲できるものなのか、ズッキーニ・プロジェクトは、これからもしばらく続きます。