小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

八幡宮の冬牡丹

2015-02-13 | ガーデニング

1月は行って2月は逃げて3月は去ってとよく言われますが、ほんとに年が明けてからの日にちの経つことの
早いこと、2月は特に日数も少ないので、あっという間に下旬になってしまいそうです。
寒さの厳しい冬は少しでも短く、春になるのも待ち遠しいものですが、それだけ暦がすすんでしまうのも複雑
な心境です。

今日は冷たい北風の一日でしたが、この2,3日は暖かい日が続きました。春の気配がすると目鼻喉の
センサーが振れ出し、いよいよクシャミと喉の痒みもはじまりました。花粉が飛散はじめたようです。

昨日は、友人たちと鎌倉鶴岡八幡宮のボタン園に行ってきました。

ボタンは晩秋から初夏にかけて咲く代表格の花とばかり思っていたのですが、この庭園では春と冬に
ボタンを楽しむことができ、この季節に咲く冬ボタンを正月ボタンとも呼んで、藁囲いの中で大輪の花を
咲かせていました。

冬に咲くボタンは、春にできる蕾を摘み取って、秋にできる蕾のみを残して寒中に咲くようにしたものだそうです。
薄い花弁を幾重にも開き、また、花びらを落とすきっかけを忘れたように静かに咲き続けている様は、
生きものというより陶器のようにもみえました。

冬ボタンは、花の少ない季節だからこそ、いっそう華やかにみえるのでしょう。足元にはすでに春ボタンの花芽が
膨らんでいました。

藁の囲いから少し顔を出した冬牡丹

コメント (8)
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