「アナタもおさか巨匠の文章に好きなように手を加えてみませんか」
というのがあったのでこっそり参加してみた
大筋は原作をほとんど変えずに少しだけいじってみるというやり方でのアレンジを試みた。
大事にした点は終盤の「仕方ないわね」というセリフと2匹の赤とんぼ
変えたかったけど原作のままいったところは、山下さんの死んだ時期。ここはボク的には山下氏が現れたのは死んだのとほぼ同刻で、どうしても伝えたい事があったので死に切れずに現れたとしたかったのだけど、そうすると原作と変り過ぎてしまう…悩みどころだった。
変えてしまったところは山下が露子の店「もでらあと」がもう閉まってしまうという事を知っていた点。
これは借金まみれで夜逃げ同然に店を閉めない限り、お馴染みさんに案内せず店を閉めてしまうような不義理な店は飲み屋として最低だからだ。露子さんをそんな馬鹿ママにしたくなかったからである
最後は鰯雲での季節感を彼岸前の人気の無い墓地に振り替えて、露子が燃やした航空券(彼の地に行かなければ恋人の死を弔えないという未練とも拘りともいえるもの)の煙を二人の山下が満足するように追いながら連なって飛んでいったと締めた。
反省点は、露子さんの呟きと心の言葉を分けた方が良かったかもという所(指摘もされてた)どうもボクは女性に喋らせすぎ理ところがあるようだ。これは「愛してる」のときも言われたっけ…全然治ってないなぁ
原作がある限り、少し変えるとしてもお話の根幹は変えるわけにはいかないし、全く同じ話を少しいじって自分ならこう書くという作業はとても難しかった。でも結構面白かった
やっぱり話の産みの親が育て直しも一番うまかったなぁ
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