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PM-13 「むろみ」は、てしお型巡視船(名称変更:なつい型)は、海上保安庁の巡視船です。分類上はPM型巡視船で、船種は500トン型。1番船の配置替えに伴い、てしお型巡視船→なつい型巡視船と名称が変遷しました。
概要 [編集]昭和50年代前半に、新海洋秩序による200海里の排他的経済水域(漁業専管水域)時代を迎えたことから、これに対応するために、しれとこ型巡視船やむらくも型巡視艇とほぼ同時期に大量に建造が計画されました。
本型の設計は、基本的に、350トン型巡視船の最終発達型であるびほろ型巡視船の発展型とされています。ただし、船型の大型化に伴って、500トン型という新しい船型名を与えられた。耐氷構造であり、居住性向上の為に居住区画を機関室前方にしている。建造時期によって窓が四角窓のものと丸窓のものがある
新海洋秩序を背景に、「しれとこ」型 とほぼ同時期に整備された中型巡視船です。
改4-350トン型 「びほろ」型 の拡大改良型で、総トン数も500トンを超えたことから、公称船型も500トン型に改められています。
水線下の形状設計を改めた結果、主機馬力をアップすることなく「びほろ」型と同じ速力を得ています。
計画年度が9年にわたるため、随時小改良が施されており、船橋の窓は、四角と丸窓のバリエーションがあります。
海上自衛隊の掃海艦と同程度の大きさ(全長)ですが、経済速力重視の為、かなりスマートな船型をしています。
1番船 PM-01「なつい」は、(ネームシップ)「てしお」でしたが、砕氷型PM-15「てしお」の新船就役に伴い、その船名を譲っています。
7番船 PM-07「いさづ」は当初、海上保安学校の練習船を兼務していたため、後部甲板室が他船に比べ大型になっています。
総トン数:526t(旧)/常備排水量:630t
●主要寸法:全長67.8m×幅7.9m×深さ4.4m
●エンジン:ディーゼル2基2軸 出力:3000PS
●速力:約18kt
●船質:鋼
●航続距離:3200浬
●乗員:約33名
●主要装備:20mm多銃身機銃×1
●航行区域:近海
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