非自動閉塞方式で用いられる、通行票の役割をするもの。1閉塞区間に1つ(1種)を定めてこれを持たない列車を閉塞区間内に入れないなどとすることで閉塞を実現する。
日本の国鉄では単に「通票」と呼んでいた時代があったのですが、国鉄分割民営化による鉄道事業法施行以後はその省令により次のように定義されていいます。
タブレット(タブレット閉塞式の場合)
日本の多数で使用されたタイヤー式タブレット式単線用閉塞器では、タブレットは「たま」ともよばれる円盤状をした金属で、中央に空けられた穴の形状で区間を区別する。穴の形状は丸(まる):第一種、四角(よんかく):第二種、三角(さんかく):第三種、楕円(だえん):第四種の四種類が基本であるが、国鉄北海道総局管内や一部の私鉄ではカマボコ形や六角形など、変わった形のものも見られた。また、大同信号株式会社が開発した大同D型閉塞器ではわん形(椀形)と呼ばれる円筒形のタブレットが用いられた。材質は砲金製がほとんどであるが、一部ではジュラルミン製も見られた。なお、大同D型閉塞器に用いられるタブレットの材質はアルミニウムである。最近ではごく一部のローカル線などで使われています。
これらのもの材質や形状は法令で統一されておらず、製造メーカーや事業者により異なっている。受け渡しは利便と紛失や破損防止のため、皮革製の頑丈な「カバンキャリア」や、市販のナイロンバッグ(銚子電気鉄道)などに収めて行われる事業者が多いが、剥き出しのまま使用(名鉄モンキーパークモノレール線)される場合があるなど多様です。
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