goo

雨谷浩玉さん、永眠

2011-03-03 21:44:00 | music
雨谷さんといっても、ブログの読者のほとんどの方はご存じないかと思いますが、先月6日に一緒に演奏するはずだった尺八奏者が雨谷浩玉、埼玉民謡協会八段名誉教授。
彼の誕生日の2月6日に、演奏生活35周年記念のコンサートを行なう企画が持ち上がり、昨年秋から一緒に準備を進めて来ました。
しかし、闘病中の肝臓ガンの病状が悪化しコンサートの10日前に入院、急遽一番弟子の方が出演される形でコンサートを行ない、退院出来たあかつきにはミニコンサートでも出来ればと願って来ましたが、叶うことなく永眠されました。
昨年の9月に初合わせして以来、12月と1月中旬の計3回、ギターの長谷部さんと私のピアノでリハーサルをしてきましたが、70代後半の雨谷さんにこのアンサンブルをとても喜んでもらえて、年齢、ジャンルを超えた繋がりが出来たことは、私たちにとっても勉強になる良い機会でした。
彼の選曲の歌用のカラオケを採譜して尺八のキーに合わせて移調する作業など、色々大変ではあったのだけど、そのことを彼も案じて病床でも気遣ってくれていたそうで、「こちらこそ、一緒に演奏の準備を進めてきたことは楽しかったし、ぜひまた機会を作りましょう。」と、お見舞いに行って直接お話したかったのに。
数日前に見舞いに行った方から、まだ急に旅立たれることはないだろうと聞いていたので、来週になったら会いに行こうと思っていた矢先に急変されて、間に合わず本当に残念でならないです。
人間、いつ別れが来るか分からない・・・、悔いのないように伝えるべきことを伝えていかなければということを、改めて思いました。
雨谷先生、長い闘病生活、お疲れ様でした。
どうぞ安らかに。

goo | コメント ( 0 )