「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が、同作の原作者・西岸良平のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」を実写映画化し
堺雅人と高畑充希が年の差夫婦役で初共演したファンタジードラマ。幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を
現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉
の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり
日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。
正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意する・・・・
ゆったりした雰囲気の割には、エピソードが盛りだくさんでテンポが速く、素晴らしいシーンを見逃しそうになります。
主役キャストの後ろでウロウロしている魔物達や、何気なく置かれたセットの小物まで神経が行き届き、作品の奥深さを感じます
亜紀子は最初、河童が横切ったときに、そういう話は苦手と言っていたけど、すごく適応力のある子なんですね~
幽霊のおばあさんとも馴染めちゃうし、夜市で怪しげな松茸も躊躇なく買っちゃうし、貧乏神とも仲良くなっちゃうし。
でもそういう所が良い所なんでしょう。。。それが後々、災難も生むけど、良い事としても返ってくる・・・
最初の、こまごまとした鎌倉での出来事も面白いのですが、少し長いかな~後半、亜紀子が死んで黄泉の国に行ってからの話が
短くなりすぎて勿体ないような気がします。黄泉の国は、その人が想い描いている世界が見えている。
地獄に行く人は、自分に後ろめたい気持ちがあってそういうのを描いているからそこに行くんだと・・・何処かで聞いた様な?
前半・中半が長く天頭鬼との戦いが思いのほかあっけなく、「あれ」が飛んできて終わり? 此処へ来て展開早いな~・・・
エンドロールで、改めて亜紀子が物置で見つけた巻物や夜市で見てた置物が出てきて、それが2人と天頭鬼が戦ってるような感じ
になっている事に気づくと、なるほどこれが前前前世から2人が結ばれてた証なんだな?と思ってまた良かった。
豪華キャストでしたね~ 勿体ない位に・・
しかし今一番キュートな高畑充希さんちゃんと二人の演技をしていましたね~ 死神の安藤サクラさんも良かった ☆☆☆