「怪物の木こり」という絵本に出てくる怪物の仮面を被った犯人が斧で相手の頭を割り
脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生。犯人は次のターゲットに弁護士の
二宮彰を定めた。しかし二宮の本性は、犯人をも上回るほどの冷血非情なサイコパス
だった。犯人はなぜ脳を奪い、なぜ二宮を標的にしたのか。事件の捜査が進められる
なかで、警視庁の天才プロファイラー・戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者で
自身もまたサイコパスの外科医・杉谷、そして過去の殺人事件の容疑者・剣持ら
さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合い、事態は次第に混迷していく。
サイコパス弁護士vsサイコパス殺人鬼、出生の秘密やバックボーンが次第に明らかに
なり、真犯人や真相に近付いていく・・・不気味な絵本を下敷きに描かれる厨二感
満載の世界観を貫くサスペンスでした。ギャグのような血飛沫だったり、マンガ
みたいな台詞回し・・・カッコつけすぎ不自然すぎな所作、誇張しまくりのやり取り
や画作り、とにかくリアリティラインを最初から最後までシカトし、我が道を貫いて
おりある意味凄いです。真犯人や真相などミステリー要素もテンプレ展開が続き
既視感ありまくりですね・・・一寸、私はあまり楽しめませんでしたが、これは
これでアリだと思います。三池監督の小説を映画化した作品は「風に立つライオン」
とか「藁の楯」もそうだったんですが、何処かストーリーをさらっと?継ぎ足して
終わりって感じで消化不良感が残る感じがします 相性良くないのかも(笑)
この短期間で首から上を切る映画多すぎて話が入ってこないことが多々ありました ☆☆