きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」コゼット&マルティネス&パケット/パリ・オペラ座バレエ団

2006年04月24日 | バレエ・ダンス
ああ・・・・(泣)
E席7000円のうち、5000円はジロに払ったのに・・・・・・(涙)
怪我で降板だよ 
涙が止まらないぜ!!!!
プロローグ(ドレスでちょこっと出てくる)で捻挫したんだって。
詳しい事情はわからないけれど、もしかして階段落ち、っていうか
向こう側に飛び降りるときに捻挫したのかしら?
ジロの怪我の具合は心配だけど、
でも、
でも、辛いよーーーーっっっっ(涙)
パリ・オペは約3年周期で来るけれど、それに「白鳥」で
なおかつジロが主演なんて、今後あるのかなあ・・・。
私がバレエを見始めたのは91年からだけど、
パリ・オペの「白鳥」は初めてよ。
NBSは呼びそうにないから、いっそ光藍社さんでジロの「白鳥」を
セッティングしてくれないだろうかねえ。
はーーーーーー。ショックだよーーーーー。
土曜日にマチ・ソワをしておけばよかったなあ。

コゼットの白鳥は、まあ、悪くないよ。
2幕は割と好きかも。
E席が5000円レベルの公演ならOKだと思う。
でも輝けるエトワールの代役でS席25000円の価値は?
と言われたら、まあ、アレだよな。
どこぞのサイトで見たんだけど、
一応コゼットが全白鳥のアンダーなんだよね。
(控えてないのでうろ覚え)
でもでも、せめてムッサンで見たかったなあ。。。
え、、、と、、、、、、、話を戻して。
そう、2幕ね。あ、通常で言う2幕ね。オデットね。
ムッサンよりはパリ・オペっぽいかも。
若手と思えば良く踊った、と、言っておこうか。
でも、黒鳥は今三つぐらい。
迫力不足。
32回転はシングルであまり動かないタイプ。
ガラの若手ポジションならOKだけど、
パリ・オペの全幕での黒鳥としては不満だな。
ああ、ジローーーーーーー。

マルティネスの王子は、当たり前かもしれないけれど
東バ版の白鳥の百万倍良かったよ。
ヌレエフの難しい振付も、ごくごく自然な動きになっています。
モローも悪くなかったけど、風格がまったく違います。
この輝きがエトワールというものなんだなあ。
すべてにおいて素晴らしい!
3幕の各国の踊りの時は不在。
きっと裏で打ち合わせをしていたんだろうなあ。

このヌレエフ版は、2幕・4幕は、王子の「妄想」ともとれる演出。
モローの時は、通常の「白鳥」と、王子の「妄想」、
どちらとも取れる、というか、どっちかわからなかったけど、
マルティネスは「妄想」だったな。
だから、あんまりメランコリックじゃないのね。
1幕でみんなが去って、ついていこうとしたところを
家庭教師に止められる。
「あなたは王子なんだから、軽率に外に出ては行けません」
そうやって、外の世界に出られない王子が見た「妄想」が
 ・運命の女性と出会って恋に落ちる。
 ・彼女は悪魔に囚われていて、自分にしか救えないのだ!
それが2幕なんではなかろうか。
3幕は、普通に婚約者選びなんだけど、
6人目の花嫁候補も好みじゃないぜ、と思ったところで
またもや、突然美女が現れて~、と妄想するのが
黒鳥のパ・ド・ドゥ だったり4幕だったりするんじゃないだろうか。
4幕の最後、モロー(&ムッサン)では、
呪いが解けず、王子は死に、オディールはロットバルトに連れ去られる
とんでもない悲劇版に見えたけど、今日のキャストだと、
4幕の後、ハッと気が付くと家庭教師にツンツンされて目が覚めそう。
そこは、まだ婚約者選びの真っ最中、ってなオチが見えてきそう。
キャストが変わると、話も変わって見えるもんだな。

それに拍車をかけたのがパケット君のロットバルト/家庭教師。
パケット君ってばぁ、金髪のお坊ちゃんだと思っていたのにぃ。
「ジゼル」のヒラリオンなんかは、
「オラが村の村長さんちの息子」みたいな、
いい人だけが取り柄の坊ちゃんだったのに、
今日の彼は、ダークサイドに落ちたアナキンみたいだったよ。
ひゃーーー。カッコイイ。
ただ、悪魔とは違うような。
間抜けな王子を操って、権力を握ろうとする陰謀家・野心家みたいだ。
俺がこの国を動かしたる!みたいなね。
王子に踊りを教えるところ、王子の方がうまいのはご愛敬ね。
一昨日のファヴォランは、そういった意味では「悪魔」だったな。
どんな理由かわからないけれど(あるいは理由なくだからこそか?)
王子や王子の国を滅ぼそうとしている、人間ではない存在を感じたな。
3幕のソロも、ファヴォランは禍々しかった。
パケット君は、生き生きと跳んでいた(笑)
これはこれでいいんじゃないかな。

群舞は、ヌレエフ攻撃が来るとわかった上で見れば、
フォーメーションとかが面白いかも。
特に白鳥のフォーメーションね。
V字になる流れとか。

パ・ド・トロワは、なんといってもドロテちゃんが良かった。
動きが違う。目に飛び込んでくる。
ティボーも、ちょっと脚のラインが気になるけれど
期待の若手、というのは納得な踊り。
もう一人がいまいち、と思っていたら、
急な代役だったんだね。仕方がないね。

オケが前より悪かった。7イブキ。

終演後は、幕が降りた舞台の中から大拍手と大歓声。
カーテンコールにも花束が出ていたし、
コゼットちゃんは仲間から愛されているのね。
でも、それは、楽屋でやってくれ!
ジロ目当ての客に、その拍手は聞かせんでくれ!
心が狭くてすまんな。

あ、あと、舞台が滑るのでしょうか。
小さい白鳥ちゃんとマズルカの男性が滑ってました。
ドキドキしちゃいまいた。
でも5階から見ると、舞台表面は傷だらけみたいですが。



オデット/オディール:エミリー・コゼット
ジークフリート王子:ジョゼ・マルティネス
家庭教師ヴォルフガング/ロットバルト:カール・パケット
王妃:ナタリー・オーバン
パ・ド・トロワ:
ノルウェン・ダニエル、ドロテ・ジルベール、エマニュエル・ティボー
4羽の大きい白鳥:
ヴァネッサ・ルガシイ、オーレリア・ベレ、
ローラ・エッケ、マリ・ソレーヌ・ブレ
4羽の小さい白鳥:
ファニー・フィアット、マチルド・フルステー、
ジェラルディーヌ・ウィアール、アレクサンドラ・カルディナル
チャルダッシュ:ノルウェン・ダニエル、ブリュノ・ブシェ
スペインの踊り:
ミュリエル・アレ、ローレンス・ラフォン
クリストフ・デュケーヌ、ローラン・ノヴィ
ナポリの踊り:メラニー・ユレル、マロリー・ゴディオン
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「偽りの花園」第16話(替玉のお姫様)

2006年04月24日 | 偽りの花園
・御前、早々に娘を引き取る宣言。

・「妾がどうしても手放さず、自分で育てた」
 いや、他人任せでしたよ!

・美禰子は19歳だったのね~
 「美しく涼やかで、咲いたばかりの花のように新鮮」
 詩的だかなんだか・・・。

・すでに婿養子を迎える算段もついているそうだ。

・「優しく迎えてやってくれ」
絶対無理!って顔なお姉さま

・「あなたの娘は心中して男と死んだなんて言えない」
 ちゃんと言おうよ~~

・「あんたは美琶子の身代わりでこの家に来たんだから」
 頼み込んで連れてきて、その言い方はないだろう。

・「平民が私たちと暮らすなど」
 さすが元マリー・アントワネット様
 (注:全国ツアーに於いて。大劇場公演ではロザリーです)

・「嫁ぎ先で辛抱もできずに出戻ってくる女とは違う」
 美禰子は、それよりしたたかな女になると思うよ。たぶん。

丹頂鶴のお坊ちゃま
 「丹頂鶴」って何かの比喩?
 ビジュアルが似てるってこと?

・「聞かなかったことにする」
 逃げるオヤジ。肝心なときに。
 ここは一発、お丹を叱りつけるべきでは?
 (そうすると話が進まないが)

・お丹は伯爵家に恨みが。
 自分が伯爵夫人になるはずだった!!!
 無理・・・という気がするんだが。
 「娘を取り上げて、縁を切ろうとしたから手離さなかった」
 どこまでも計算高いお丹です。
 伯爵家先代はそうとう嫁を気に入っていた模様。
 やっぱり、関係があった・・・?

華族になって見返せ
 無茶苦茶な論理。

・納豆をかきまぜるオヤジ。
 木刀を降りすぎて手が紫。
 剣道の試合なんて言っているけど・・・。

・作家の先生は獄中死
 いずみさんも裸に向かれ拷問

逮捕すればぁ
 いきがってみる坊ちゃん

・「これ以上、しなびた裸を見ても仕方がない」
 頷いちゃってごめんよ、いずみさん。

・投げ飛ばされる坊ちゃん。
 重そう・・・。

ペーペルはスパイだった!!

・プーシェで坊ちゃんを待つ美禰子。
 現れないので某ホテル306号室へ乗り込む。
 不用心なホテルだ。

・「これからは、ただの虫ケラだ
  スパイになれ。」
 長谷川平蔵に言われれば二つ返事なんだけどな。
 「頭が良さそうだしな
 オヤジの目は節穴か?

・唾をペッ。
 報復は根性焼き。

・上半身裸で木刀で打たれる坊ちゃん。
 海軍さんより鍛えています。

・「水をお願いします」
 「Please give some drinks to me」だっけ?
 デビット・ボウイの「地球に落ちてきた男」に
 こんな台詞があったなあ。

・水一杯で魂を売るのか?
 ・・・売らなかった・・・・・・・・

・美禰子はロケットを取り出す


予告にて。
薬を飲んでクラクラする美禰子。
青酸カリなら即死だよな。
坊ちゃんが持っていたのは小麦粉か?
毒薬だと騙されていたのかな?←ありがち


追記
友人からのメール

> 大体、お母さん自分で子育てしてないじゃん。
> 手元に置いて育ててもすなちゃんがあれだからな~。

面白かったので引用しちゃったよ!
すなちゃんみたいな美琶子さんは、ちょっとイヤだけど。
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入力過多な週末でした

2006年04月24日 | その他イロイロ
この土日のノルマは
 ・横浜バヤのチケ取り
 ・「偽りの花園」15話感想書き
 ・映画「ニュー・ワールド」
 ・バレエ「白鳥の湖」
 ・食事「キリストン・カフェ」
 ・試写会「超忍者隊イナズマ!」
 ・ボウケンジャー10話
 ・カブト13話

これに加え、姪用のDVD作成のため
 ・ESP!!
 ・アプローズ・タカラヅカ
 ・パッサージュ
 ・ショー・ストッパー
をダビングしながら見て
(アプローズは市販版で音声カットのところをBS版で補完して)

HDDからいろいろ書き出す合間の暇つぶしに
エリザ10周年ガラをチラチラ見て

とかやっていたので、
頭がパンク状態。
カブトの感想はなんとか書いたけど
ボウケンジャーの感想はこれから書きます。
結構書くのに気力がいるのよ。

夜のパリ・オペまでに頭をクリアにしないと。
土曜の昼間に座った席は3階3列超端で、
1列目の人が前のめりになり、
2列目の人がそれに合わせて身体を動かし、
3列目の私もいろいろな角度を模索して
などやっていたので、
相当集中力を欠いた状態で見ていました。
ムッサンとモローを見るのが精一杯。
今日は5階超端だけど1列目なので、
ちょっとはマシかしら。

響鬼DVD10巻の映像特典は今朝見ました。
松田さんは基本的に奈々ちゃんに対するインタビュアー。
それ以外の時は、相変わらずのアレ。
石田昌也氏と気が合いそうだなあ・・・。


5月12日「ファラオの娘」チケットを譲れる見通しが出てきたので
10日のチケットを、22日の会場で買いました。
クレジットカードが使えるので便利だわ。
ツィスカリーゼのボリショイ来日公演での主役は
そろそろ最後だと思うし。
前回彼をボリショイ全幕で見たのは
ワシリエフ版「白鳥」のロットバルトだったと思うわ。
ちょっと前だと思っていたら
ずいぶん前なのよねえ。

日曜日発売の宙組チケ取りはサボりました。
よくよく考えたら、すでに2公演を押さえてあったし。
あとは貸切と中継を狙います。
中継はやるよねえ???
どこでやるのかな???
東京ドーム?武道館??
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