たまには織りのことも載せなくちゃ、ね。
去年収穫したカラムシで織ってします。
お引きを満足にしていない状態のものを爪で細く裂きながら
シャトルを使わずに手で入れていきます。
緑がかたっ所と茶の所とあって色目を見ながら
生皮をそぎながら織っていきます。
経糸はラミー。
ラミーの原料はカラムシなのですが、
お引きをしない紡績糸です。
出来上がった布は軽いです。涼しげです。
カラムシと葛で織ったタペストリーを下げてみました。
こちらはお引きをしたカラムシ繊維。
お引きが下手なので白くなりませんが、
この青みが好き。
カラムシのお引きの仕方、水の晒し方で色目が違ってきます。
この緑色を残したい。
まだ、お引きをしたもの100%で織っていません。
お引きの手間がなかなかです。
ある程度、貯めてからでないとできません。
たくさん貯まったらこれで服を作りたいものです。
多分、できても冬になってしまう。
来年の夏に着ることを目標に、
お引きをしましょう。
まだまだ足りないな~。
カラムシで有名は昭和村では毎日お引きをしていることでしょう。
お引きをもっと上手に早くできるようにならなくちゃ、ね~。
一昨年取った葛の繊維。
メタリックな光沢がたまりません。
中国産の葛を買ったことがありますが、この光沢がないのよね。
今年も8月早々葛取りします。
まっすぐに伸びた葛が出ている所を探すのが一番。
空き地にまっすぐ伸びた所があり、
まだまだ伸びそう。
土地のにの持ち主に予約済みです。
いい葛があっても刈られてしまうことがあり、
がっかりしたことが度々あります。
カラムシと葛の繊維取り、どちらが楽か?
葛でしょうね。
葛は煮て、皮を発酵させてぬるぬるになったら
それを洗い流し、芯を取ればいいことです。
カラムシは煮ない分、楽とも言えますし、
どっちもどっち?でしょうか。
葛は煮なくても発酵がうまく行けばいいのですが、
その年によっては天候も関係して、
煮たほうが早く発酵が進み、
後の処置が楽になります。
自然の繊維はそれだけで力があり、
魅せられ、大変だと思いながらついつい手を出してしまうのです。
しばし、カラムシ織りは続きます。