庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

好文亭がデザインされた記念硬貨 八重黄金と月影

2016年03月10日 | 偕楽園
本日は日本梅の会観梅会がありまして、弘道館と偕楽園を見ていただきました。最後に立ち寄った好文亭では、普段は立ち入ることのできない庭内に入り、梅の木を見ていただきました。そこには雑草がかねてから間近で見たいと思っていた八重黄金があります。念願かなって近くで見ることができました。
DSCF2299八重黄金aDSCF2299八重黄金a posted by (C)雑草
八重黄金は以前は御成門近くに古木がありました。紅白咲き乱れる満開の梅林の中で、他の梅よりも黄色く見える木がありまして、名前を調べましたが、該当する名前がなかったので、偕楽園が八重黄金と名付けたものです。
元の古木は枯れてしまいましたが、苗木として残してあったものを大震災の1~2年前に好文亭内に植えたものです。八重黄金は偕楽園で見つかり、現在は偕楽園にしかない梅の木です。
田鶴鳴梅林にも八重黄金の名札がついた梅の木がありますが、花が全く違います。下は田鶴鳴梅林にある八重黄金です。
八重黄金TA5-111 1603080020八重黄金TA5-111 1603080020 posted by (C)雑草

好文亭内にあるこちらが正統な八重黄金になります。
DSCF2302八重黄金aDSCF2302八重黄金a posted by (C)雑草

好文亭の東広縁から見晴広場を見渡した時に、右側の千波湖方面に目を移すと、庭内に石灯籠があって、その隣の梅の木が八重黄金です。
八重黄金D1-093 1602150083mj八重黄金D1-093 1602150083mj posted by (C)雑草
石灯篭に近づきました。
DSCF2306八重黄金aDSCF2306八重黄金a posted by (C)雑草
石灯籠から離れて、好文亭の建物を見ますと下のように見えます。
DSCF2311八重黄金aDSCF2311八重黄金a posted by (C)雑草
ふだんは庭には立ち入ることができないので、垣根の外から、垣根越しに同じ光景を見ることになります。
左の石灯籠の隣に白く咲いているのが八重黄金です。
この景色と全く同じデザインで、茨城の記念硬貨が平成21年に発行されています。
DSCF2319記念硬貨aDSCF2319記念硬貨a posted by (C)雑草
よく見ると石灯籠の隣に八重黄金を確認することができます。偕楽園にいらっしゃった時に思い出されましたらぜひ偕楽園にしかない梅、八重黄金をごらんください。
また、記念硬貨には梅の都を象徴するように咲いている梅の小枝が大きくデザインされています。
この位置から見える梅の木はすべて八重咲きです。この大きくデザインされた梅は偕楽園を代表する梅と考えられます。となると六名木の中では一重咲きは月影と柳川枝垂ですが、デザインは枝垂ではないので、端正な花の月影が相当するのかなと考えています。
下は猩々梅林の六名木サークルに咲いている月影です。
月影SY2-039 1602040042月影SY2-039 1602040042 posted by (C)雑草
コメント (6)
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