マチンガのノート

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変異する資本主義 中野剛志 感想

2022-07-10 21:13:35 | 日記

大きな政府へ

著者は様々な資料を解りやすく紹介し、持論を展開して行きます。

そのため経済に関して詳しくなくても、読みやすく書かれていました。

先進国のGDPに対する政府支出の割合は、大戦ごとに大幅に増えてきたとのことですが、

中国の強大化に対して、自国民の分断を防ぎ自国の経済が弱体化しないために、

コロナ禍がいつ収束するにしても、現在と比べるとかなり大きな政府に

なるだろうとの考えは、説得力のあるものでした。

何かとソ連が無くなり、米国の一極支配になってから、様々な事が変わり、

色々と難しい世界になってきたと言われていますが、今後は中国が

以前のソ連の役割を担うのかもしれないと思える内容でした。