マチンガのノート

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愛の小さな歴史 :中川龍太郎監督

2016-08-11 23:25:19 | 日記
出てくる人がいい人ばかりで甘い感じだったが、
日本の格差社会を描いていて良かったと思う。
途上国では、弁護士や警官や政治家の親族が
結構やりたい放題にしているのでは?と思わせる場面もあった。
最近のフィリピンでは、警察が犯罪者をどんどん処刑しているという報道も有る。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/30/duterte_n_10762216.html

ケン・ローチの映画などでは、普通に学校を出ても、
労働者階級だと、作業員しか働き先がないというように映画で描写されているが、
イギリスなどの階級が元々在る社会では、50年位前からそのような状況だったのだろう。
それに対する左翼の運動があるのだろう。
日本の場合では、大学で左翼にかぶれたか、大企業の組合などの出身の活動家が
多いだろうから、イギリスのようにはならないのではないだろうか?
ある程度、法の支配と福祉制度が在ったイギリスなら左翼運動になっても、
日本の場合は途上国のような、マフィアや麻薬カルテルか、役人や政治家が力を持つ社会に
成るのではないかと思わせる作品だった。

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