マチンガのノート

読書、映画の感想など  

オールド・ナイブス All the Old Knives 監督 ヤヌス・メッツ 出演 クリス・パイン  タンディ・ニュートン 感想 ネタバレなし

2022-06-08 20:41:20 | 日記

オレン・スタインハウアーの2015年の推理小説「All the Old Knives」を映画化したものです。

かつての同僚に内通者がいたと知らされ、それを探りに行くCIA局員の話です。

[あらすじ]

2012年にウィーン空港でハイジャック事件が起き、それに対応した主人公のヘンリー達ですが、

他の要員が8年後にその事件を起こしたグループの一員を拘束し、取り調べた際に、

内通者が居たと解ります。しかしながら取り調べた相手は尋問の際に死亡したので、

確かなことはそれ以上解らないのでした。

そのため腕利き局員のヘンリーが、以前の同僚たちに会いに行くのですが、

その一人は当時の恋人シリア(タンディ・ニュートン)なのでした。

[感想]

テロや情報部を素材にした映画ですが、アクション物ではなくミステリ&ロマンスの

映画です。主人公のヘンリーはクリス・パインさんが演じていますが、元恋人役のシリアを

演じたタンディ・ニュートンさんの演技が光っていました。

トム・クルーズの「M:I-2」でヒロインを演じていた際は、普通に可愛い感じの女優さんでしたが、

本作ではじっくり演技を披露しています。

容姿から何人なのかと思い調べたところ、父親がイギリス人で母親がジンバブエ人とのことです。

様々な複雑で錯綜した状況を演じていますが、それらをしっかりと表現していたと思います。

英国アカデミー賞助演女優賞やエミー賞助演女優賞などの受賞歴があることが納得できる演技力でした。

テロ事件とその8年後を映像化していますが、肌の感じなどで加齢した感じを上手く

出していて、美容技術や特殊メイク、映像技術などの巧みさも解る映像になっていました。

All the Old Knives - Official Trailer | Prime Video

 

 

 


PTSDの治療に関するマリーン・コープス・タイムズの記事

2022-06-06 22:51:48 | 日記

 

Florida mom channels grief into fight against veteran suicides

Florida mom channels grief into fight against veteran suicides

Janine Lutz created a nonprofit to help troubled veterans and their families, after her own son, who suffered from Post-Traumatic Stress, committed suicide.

Marine Corps Times

 

PTSDの治療について、薬物療法をまず第一とすることに関しては

当事者から異論が出てきています。

もっと人間学的な関わりが必要なようです。

それにはAAなどの行ってきた、これまでの積み重ねが役に立つのかもしれません。

 


INTERCEPTOR/インターセプター 監督 マシュー・ライリー 出演 エルサ・パタキ ルーク・ブレイシー 感想

2022-06-06 17:24:06 | 日記

2022年のネットフリックス配信のアクション映画です。

「ダイ・ハード」などのようなシンプルな作りのエンタメ・アクション映画になっています。

[あらすじ]

米軍のJJ・コリンズ大尉(エルサ・パタキ)は太平洋上にあるミサイル迎撃施設に赴任します。

同様のものはアラスカとそこにしか無い施設なのでした。

赴任してすぐに、アラスカの施設が襲撃されたとのことを知らされ、

さらにロシアで核ミサイルが強奪されたことから、その施設の将校たちも

警戒しますが、請負の作業員として入っていたグループに襲撃され、

JJたちは、司令室に立てこもるのでした。

[感想]

最近何かと話題になっているセクハラや、ロシアの核兵器が素材として取り上げられています。

モニタ越しにホワイトハウスと話したり、核ミサイルの状況が見えるので、解り易い展開です。

アクションシーンですが、それほど凝っていませんが、女性であるJJが、

自分より大きな相手と戦うので、JCヴァン・ダムやスタローンの映画の様な感じになっています。

また、最近は軍隊の様々な業務が民間委託されているので、色々な人が軍の施設の中にいることは、

何かとリスク要因になるのだろうと考えさせる映画でもありました。

米国の各地で活動しているミリシアのメンバーにも元軍人が多く、

極右思想を持っていたりすることを考えると、元軍人などが何か極端な考えに基づいて、

軍隊でなにかの仕事を請け負って、何らかの危険な行動に繋がることはありそうに思いました。

さらに、いろいろなニュースで実験失敗が伝えられていたミサイル迎撃ですが、

この映画の中では一発の迎撃ミサイルで一基のICBMを撃ち落としていました。

米国人の中には、そのような雑な考えを持っている人が多いのだろうかと考えさせられる

映画でもありました。

主役のJJを演じるエルサ・パタキさんですが、「ワイルド・スピードMEGA MAX」で

女性警官役で出ていた人とのことです。30過ぎくらいの方かと思って観ていましたが、

45歳とのことです。欧米の女性というと、年齢とともに大きくなっていく印象がありますが、

健康的な食生活や美容技術で、かなり変わってきているのでしょうか。

『INTERCEPTOR/インターセプター』予告編 - Netflix