道教の廟です。
以下は3枚目のお話の続きです。最近中国のテレビの社会的なキャンペーンにこのような台詞が画面に出ました:「関注孩子、不要関住孩子」
「孩子」は「子供」の意味です。「関注」は「関心をそそぐ」という意味です。「関住」は「閉じ込める」という意味で、全体の意味は「子供に関心を持とう、子供を(家や習い事に)閉じ込めてはいけない」ということです。面白いのは「関注」と「関住」が声調を含めて発音が全く同じでありながら、意味が全く違うということです。2音節単語でも同音異義があることをうまくひっかけた例です。
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「孩子」は「子供」の意味です。「関注」は「関心をそそぐ」という意味です。「関住」は「閉じ込める」という意味で、全体の意味は「子供に関心を持とう、子供を(家や習い事に)閉じ込めてはいけない」ということです。面白いのは「関注」と「関住」が声調を含めて発音が全く同じでありながら、意味が全く違うということです。2音節単語でも同音異義があることをうまくひっかけた例です。
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3枚目は仏教寺です。左右に鐘楼と鼓楼があります。
以下は2枚目のお話しの続きです。
一方漢字の起源は象形文字ですが、その組合せによる形成文字が多く作られ、ざっと1万字と言われているので、発音数に比べて文字が多くなりすぎ、同音異義の文字が頻発することになります。
そもそも形成文字はその一部分を構成する文字の発音を引き継ぐことになるので、同音異義が増える構造になっています。同音異義による混乱を避けるために、複数の文字(複数の意味)を組み合わせた複合語が出来るのはいわば必然といえるでしょう。
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一方漢字の起源は象形文字ですが、その組合せによる形成文字が多く作られ、ざっと1万字と言われているので、発音数に比べて文字が多くなりすぎ、同音異義の文字が頻発することになります。
そもそも形成文字はその一部分を構成する文字の発音を引き継ぐことになるので、同音異義が増える構造になっています。同音異義による混乱を避けるために、複数の文字(複数の意味)を組み合わせた複合語が出来るのはいわば必然といえるでしょう。
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何かの役所風の建物です。閉まっていました。
この建物とは全く関係のない話ですが、漢字に何故同音異義が多いのか考えてみたいと思います。
中国語の発音は、声母と韻母から構成されます。声母は発音の先頭の子音で北京語では(以下全て北京語の例です)21個あります。韻母は声母に続く発音音節の後半部分で、必ず母音を含み
ます。韻母は39個あります。漢字の発音はこの声母と韻母の組み合わせで決まるので、理論上では21×39=819通りある筈です。しかし、声母と韻母が組み合わないケースもあるので、819個の発音音節が全部があるわけではなく、実際はもっと少ないです。
教科書には声母と韻母の組合せ表が掲げられていることが多いのですが、今は持ち合わせていないので、幾つあるか判りません。ともかく819より少ないのは確かです。819通りあると仮定しても、発音としてはこれだけでは足りないので、それぞれの発音に声調(一声から四声まで)を入れて区分を増やす工夫をすると、819×4=3276通りとなります。それでも約3000通りしか発音区分が出来ないのです。
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この建物とは全く関係のない話ですが、漢字に何故同音異義が多いのか考えてみたいと思います。
中国語の発音は、声母と韻母から構成されます。声母は発音の先頭の子音で北京語では(以下全て北京語の例です)21個あります。韻母は声母に続く発音音節の後半部分で、必ず母音を含み
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教科書には声母と韻母の組合せ表が掲げられていることが多いのですが、今は持ち合わせていないので、幾つあるか判りません。ともかく819より少ないのは確かです。819通りあると仮定しても、発音としてはこれだけでは足りないので、それぞれの発音に声調(一声から四声まで)を入れて区分を増やす工夫をすると、819×4=3276通りとなります。それでも約3000通りしか発音区分が出来ないのです。
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