デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

魔の13日の金曜日の巻

2009年03月14日 11時47分14秒 | Weblog
全くついていないよ。
やっぱり魔の13日の金曜日は本当だったよ。

今日は用事があってちょっと遠方までドライブをした。
行き先は今オガワコマドリが姿を見せているという遊水地のすぐ近くだ。
当然、そこにも立ち寄るつもりで早めに出かけた。
もちろん、用事で出かけるのであるからしてお代官さまもご一緒だ。

やっと遊水地に着いた。
近くで工事をしていた人に「この辺にカメラを担いだ人が集まるところを
ご存知ですかぁ?」なんて聞いてしまった。
すぐ、「ほら、あそこに大勢いるよ・・・・」と指差して教えてくれた。
おぉー、いるいる。 土手の上にカメラマンが大勢いる。
それじゃー、いってくるよ、とお代官さまを車に残して土手に向かった。

先着のカメラマンの話ではオガワコマドリは朝のうちには何回か姿を
見せたとのことだ。
では、もうすぐ出て来てくれるかな!?と期待に胸を膨らませて待機した。
けれども、オガワは待てど暮らせど出て来ない。  土手には冷たい風が
ビュービューと吹いていてとても寒い。
車に残したお代官さまも気にかかる。 「おーい、オガワ君。 早く出て来て
おくれよ」  祈る気持ちで待ち続けた。
もう引き上げようかと思ったころ、小さな黒い影が水路を横切った。
隣にいたカメラマンが「こっちにきたよ!」と言った。
やっと、動き出したか!  実習生は寒さを忘れて前方を凝視した。

「あっ、出たよ、あそこに出てきた!」 やっと何枚かゲットした。
そして周りの皆さんへの挨拶もそこそこに車に戻った。
「撮れたの?」とお代官さま。 「うん、やっと撮れたよ、寒かったぁ」と
実習生。

デジスコや三脚をしまって、運転席に向かうとき、何気なく見たタイヤに
変なものが刺さっている。
近づいてよく見ると何とクギが刺さっているではないか!
「うへー、これは大変だ! タイヤ交換しなくては!」 
急いでジャッキやレンチを取り出して交換作業を始めた。
そして、こんなことはめったにないことだし、ブログねたにしようとカメラを
用意して撮影を始めた。
車を降りて様子を見ていたお代官さまは、「寒いんだから早く直しなさい! 
そんなバカなことなんかしてないで!」とおかんむりだ。
ヘーイ、ガッテンだ、と撮影っを断念してタイヤ交換に専念した。
そんなわけでブログねたの画像はちょと中途半端なんだよ。(残念)


↓ 「あれ? 何だろう?」 近づいてみたら釘が刺さってるではないか!




↓ こんな太いクギが、タイヤの肩の部位に刺さっている。 いやな予感が・・・・




↓ ジャッキを当ててタイヤ交換作業を開始。



↓ レンチを力いっぱい回してタイヤを外した。 結構強い力で締めてあるんだね。
   撮影はここまでです。 後は作業に専念しました・・・・・・




タイヤ交換を済ませて、本来の目的地に向かった。
そして用事を済ませての帰り道、タイヤ専門のお店に立ち寄って修理を頼んだ。
ところが「このタイヤはもう修理できません。 タイヤのこの部分は撓(たわ)んで
クッションの役目をする部分ですから、修理してもすぐダメになります。
新品と交換するしかありません。」というではないか。

実はタイヤ交換のとき、「ひょっとするとこれは修理できないかも?」という予感が
していたのだが現実となってしまった。
タイヤの値段を聞いたら2万円以上するとのこと。   それじゃ一度ディーラーに
行って修理のの可否を確認をしよう、と帰路を急いだ。

その途中の車内でのお代官さまとの会話。

(実習生)「いつあんなクギをふんだのかなぁ・・・ 昨日の川原の砂利みちかなぁ?」

(お代官)「そうに決まってるよ、こんな舗装されたきれいな道にはクギなんて落ちてないよ!」

(実)「昨日踏んだとすると、一晩経ってるし、それに今日はこんなに走ってきたんだし、
    もっとタイヤがぺッちゃんこになってるはずだし・・・・」

(代)「もし、昨日の川原でパンクしたんならあんたのお小遣いで修理しなさいね。 
   今日、来る途中にパンクしたんなら我が家の用事ということで公費で修理してあげます。」


何とか公費で修理をしてもらいたいと念じながらディラーに急いだ。

ほどなく、デイラーに着いた。
よかった、お店には顔見知りの店員さんがいた。
状況を見てもらうと、やっぱり修理は不可能だという。
それでは仕方がない。  新しいタイヤと交換することにした。
そして「あんな太いクギが刺さって一晩経っても空気は抜けないの? それに今日は遠くまで
行ったけど、タイヤはへこまなかったよ」と聞いて、何とか今日のパンクにしようと話を誘導して
いった。
ところがその店員さんは「クギの刺さり方で徐々に少しずつ空気が抜けることがあります。
一週間ぐらいは平気なこともありますよ。」という。
「えっ、ほんとう!? これは今日刺さったンじゃーないの?」と食い下がる実習生。
「まぁ、一般道路でこんな錆びた釘が刺さることは滅多にありませんがねぇ・・・」と店員さん。
「実は昨日刺さったか、今日刺さったかで私のお小遣いが大変なことになるんですが・・・」
「えーっ、それは大変だ。 そんな重要なことにはうっかり答えられませんよ・・・」と笑いながら
店員さんは事務室に消えていった。

結局、クギをいつ踏んだかはわからない。
お代官さまは「それじゃー半分だけ公費で負担しましょう。 残りはあなたのお小遣いでね。」
うーん、乏しい小遣いの中から1万何がしかの出費は厳しいが愛車のためには仕方がない。


今日は、13日の金曜日だ。 西洋では忌み嫌われている日らしい。
仏教徒の実習生には “そんなの。かんけーねー” だと思っていたが、とんだ厄日となって
しまった。

それでは厄落としに今日撮ったオガワコマドリでもご覧くださいませ。





                       魔の13日の金曜日の巻 完






 


コメント (6)
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