デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

縦型ボイラーの実動テスト   -完成した縦型ボイラーで縦型スチームエンジン2号を動かしてみました-

2012年03月10日 22時23分05秒 | 工作実習
2012/3/10 (土曜日) 雨


朝から降っていた雨が昼ごろ止んでくれた。
雨が止むのを今か、今か、と待っていた実習生はすぐボイラーテストの準備を始めた。



↓  固形燃料、水、周波数カウンタ(回転数計測用)などを用意してテストを始めた。



先ず固形燃料を4個炊くテストをした。
点火してから圧力が上がるまでは2分40秒あまり。
まぁまぁの性能だ。
運転中の最高圧力は0.3気圧あまり。
これは今までの運転では最高の圧力だ。
エンジンもすごい勢いで回転した。
残念ながら、このときは回転数計測アダプターのフォトトランジスターが
剥きだしで取り付けてあったので周囲の明るさで正常に動作せず
回転数は計測できなかった。
ただ、感じでは1200rpmは超えていたと思う。


そのときのテストの様子を動画でご覧ください。






エンジンが回転する勢いで作業台はぶるぶる振動してしまう。
回転数計測アダプターが正常に動作せず、回転数は計れない。
固形燃料を4個炊くと相当なパワーが出そうなことはわかったので火を消した。


ケイカル板による熱遮蔽は効果があったと思う。
ボイラーのアルミケースを触っても「熱い!」と思うけど火傷はしない。
多分70度~80度ぐらいだろう。
これなら運転中にうっかり触っても火傷をすることは無いだろう。


↓  燃焼室を取り囲むケイカル板。 一回の運転でこんなにひびが入っている。
    強度は大丈夫か心配だ。



↓  四角釜を載せているゴトクのケイカル板。 もうひびが入ってしまった。 アルミ板のサンドイッチで
    持ちこたえている感じだ。



↓  ボイラーの炊き口はやっぱり炎が噴出しそうだ。 そこで簡易な蓋を取り付けた。



回転計測アダプターフォトトランジスターにカバーを付けて明るい戸外でも
正常に動作するように直した。
そして今度は固形燃料を3個にしてテストしてみた。
やっぱり3個ではちょっと力が足りない感じだが、それでも圧力は0.2気圧を
超えて回転数は1100rpmをオーバーしていた。


固形燃料3個を燃やしたときの様子を動画でご覧ください。






だけど回転数ってどんなものだろうか?
早く回転するだけなら、初めて作ったスチームエンジンは
アルコールランプ炊きのボイラーでも1200rpmぐらいで
回転する。
このエンジンはボア15mm ストローク15mm の単気筒で
バルブはスライドバルブ式だ。
とても動作が軽くて口から息を吹き込んでも良く回る。
ただし、力は全然でない。

どうも力強さは回転数だけで決まるものではなさそうだ。
ボイラーも出来あがったし、次はパワーを計測する発電機を作ろう。


コメント (2)
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