デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

1.3リットルのお釜!    - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月07日 19時04分32秒 | 工作実習
2013/10/07(月曜日) 晴れ



出来上がったV型スチームエンジンはボート用のボイラーで動かすと2Wのパワーが出せた。
今までの縦型2気筒では1Wだったが、V型2気筒にしたら倍の2Wになった。
このV型は縦型のシリンダー(ピストン)を転用しているのに、なぜかパワーアップできた。
それならこのV型エンジンをボートに載せれば走行速度もアップするのではないか?!
ただ、残念なのはこのエンジンは蒸気を大量に消費するので(工作精度が低く、蒸気漏れが
多くて、大喰いで燃費が悪い)現在のボイラーでは運転可能時間は6、7分ばかりだ。
せめて10分ぐらいは走り続けさせたい。

現在のボート用ボイラーのお釜の容積は満タンで900cc。 実際の運転時には800cc
ばかりの水を入れて沸かしている。
800ccの水を7分ぐらいで蒸発させてしまうわけだから、一分間では115cc余りを
蒸発させている勘定になる。
それを10分間にするんだから、115x10=1150ccの水を入れるお釜が必要だ。
更に、お釜には適当に空間も作らなくてはならないから1300ccぐらいの容積が必要だろう。

1300ccっていうことは1.3L(リットル)ということだ。
実際の運転時には1.2Lぐらいの水量だが、こんな大きなお釜で強力な蒸気が沸くのだろうか?
まぁ、心配してても始まらない。

ダメモトをモットーに突っ走る工作実習生だ。  「やってみよぉー・・・・」っと。



↓ お釜の取り付け位置や煙管、パイプ類の配置を決めた。



↓ 工作材料の在庫を確認した。 ボイラー釜用の銅板はあるが、煙管用パイプやフレーム用のアルミ板が
   ちょっと足りない。 不足の煙管パイプは8φで代用しよう。



↓ お釜の胴にする0.5厚の銅板。 工作前の銅版は赤くてとてもきれいだ。



↓ 今日は板金工作だ。 銅板はカナキリバサミで切り取った。



↓ 切り取った銅板を丸太に沿わせて丸くなるようにカーブを付けた。





↓ 鏡板を作ったときの木型にぴったりと合わせて針金で縛った。



↓ リベット止め用の穴を開けた。



↓ リベット打ち。



↓ 形が見えてきたお釜。 茶筒みたいだ。



↓ 給水口を作る。 ナットを削って段付にする。 何でも手作りだからこんなことをする。



↓ 出来上がった給水口と止ネジ。 段付のナットをお釜にロウ付けする。





↓ 1Lの計量カップと比べてみた。 かなりデッカい。



お釜に取り付けるパイプを作っていると、いつのまにかあたりは薄暗くなってきた。
そして例の ♪ 夕焼け小焼けで日が暮れて・・・ のメロディと共に

 ”よいこのみなさん もうすぐひがくれます くるまにちゅういしておうちにかえりましょう”

のアナウンスが流れてきた。
あれっ、もうこんな時間か・・・・ 時間が経つのははやいなぁ・・・・
仕方がない、オイらもお片づけしよう。


↓ 夕食後の自由時間。 一番楽しいひと時だ。 今日の作品の記念撮影。 そし明日の工作の構想を練る。
コメント (6)
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